棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

たそがれ世代の 危険な愉しみ 芸術について

2014-02-24 09:09:25 | 山郷の暮し

500ページ以上 二段組の文字で埋め尽くされている小説で、先日 気になった哲学に関しての
作者の説を抜粋し投稿してみました。
残念ながら反応は今ひとつでしたが・・・。

睡眠導入剤代わりに手にしていますが、一向にページが進んでいません。
適当に拾い読みしている中で、芸術に対する作者の考えに共鳴した部分を私なりに書き直してみました。

「芸術とは一体何でしょう」という問に、
「芸術とは生命そのもので、言葉を変えれば精神そのもの。
その精神とは、既存の考えや、通念にたいし物事を変革し、統合し、支配をする反逆の精神。」
「万物に隠されている美を取り出すというか、えぐり出す精神の働きである。
例えば、森の心臓とか宇宙の肝臓とか・・・万物の本質を見出す精神が芸術の本質である」
というような事が書かれているのですが、芸術の活動・行為とは、正に前記のような精神力を
必要とすることなのです。
それには前回投稿した「精神の集中からくるパワー」が働かなくてはならない。
ということになりますが、やはり分かりにくいでしょうねーー。

美とはなんだ。となりますが、装飾的な事や肥満をそぎとり、スッ裸を観てより、再び必要なものを着せてゆく。
そのようなことを繰り返し、生み出したものや、見出した世界ななのです。

さらに、芸術家は生まれつきの才能がなせる精神作動とも言えるし、自然に滲み出るものといえる。
其れゆえに理屈や計算ずくではどうにもならない心の働きなのです。
その行為が世間的に認められようが、そうでなかったとしても「芸術精神」とは関わりのないことなのです。
 とはいっても・・・より旨い酒を飲みたいと世俗欲がつきまとうのも本音です。
そこがまた楽しい、とウソブキましょう。

ryusun

つぶやき

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