棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

11-棚からぼた餅-田植え

2008-01-15 13:53:12 | Weblog
うえろや うえろ 男衆
植えりゃ黄金の花が咲き
お家栄えて 国が富む

うえろや うえろ 女子衆
秋には豊年万作で
子だからたくさん 家繁盛    龍王丸・作

水がぬるむと、さっそく稲作の準備にはいります。
ただ今は、機械化も進み、仕事も楽になったようですが、
つい最近まで、田んぼ仕事はつらい作業でした。
特に、田植えときたら、そりゃーきついものでした。

現代のイベントなどの
「田植え」ほど艶やかではないでしょうが、
老若男女歌い、踊って、つらい仕事をのりこえたのです。
各地で、田植え歌がのこっております。
村人が協力しあって(結いといった)の農作業でした。

やはり、
女衆は、絵になりますねー。

10-棚からぼた餅--ねずみの大将

2008-01-11 17:41:55 | Weblog
「しまった! ねずみの大将とだいじな確認事項があった!」
連休ボケどころではない厄病神は、村はずれの水車小屋へと
スットンで行きました。

「ことシャー、ワシラの年だというのに、今頃来てももーおそい。
食い物も適当にあり、種籾を食うほどのことはなかった。
皆とっくに散ってしまったぜ。
冬中、寝ていたとちがうんかい」

ねずみの大将から、さんざんとイヤミをいわれても
なにも言えなかった厄病神だったのでございます。

9-棚からぼた餅

2008-01-10 20:27:53 | Weblog
薄暗く淀んだ奥座敷に、花の香りがただよってきました。
連日の厄事計画書の製作に、厄病神の大きな目は、赤くはれ上がり、
しょぼしょぼとしています。

鼻をピクピクさせながら、そおっと外をみますと、
若芽が春の光の中で歌っています。
厄病神は腰が抜けるほど、びっくり。

「ナナナなんてこった。すっかり春になっている。
シシシ4月じゃーねぇか。」
あわてて計画書を見ますと「3連休」とかかれています。
「そそのとうりだ、オレは疲れきって、体中がギシギシいう。
オレの計画はたいしたものだ」
厄病神は自画自賛のおもいで、計画書は完成をしていませんでしたが、
天井で春休みをとることにしました。

愛犬サクラ始末記

2008-01-10 18:27:47 | Weblog
昨日に続き愛犬サクラがいかに捕獲され、助かったかの始末記を

私は今松本市美術館で開催している「松本の宝・写真展」
のアート・プロデュースをしています。
昼寝もしていられない。
久しぶりに帰宅した、愛犬とも遊んでいられないのですが、
なんと、サクラを捕獲してくれた女性が来場してくれました。

一山超えた集落近くの山で、ワナにかかっていた。
12月27日、支所に通報があり、市職の彼女(特に係りではない)
が臆することなく引き取りにいってくれたのです。
ほえることもなく、言うことをきいたといいました。

おそらく、獣を追いかけて一山超えたのでしょう。
私はその峠をハイキングしましたが2時間はたっぷりかかった。

ホテル保健所--\9000(チャージ料3000円・部屋・食費代1日500円)
での生活も余すところ2日で、次の国へいくところでした。
ワナにかからなかったら、帰ってきたのでしょう。
ということは、時々一山超えて、夜遊びにいっていたのかなー。
信州だといっても、フリーな飼い方は当然いけないのですが

展示会をしているということもありますが、
お世話になり、かかわってくれた人たちに、
お会いでき不思議な絆をかんじています。

でも、サクラはけろりとした顔で、ジーッと観ています。
とうぶん、フリーは・・・・。
「棚からぼた餅」をお楽しみに

おめでとうございます

2008-01-07 17:21:59 | Weblog
おめでとうございます
「棚からぼた餅」を読んでくださっている方々に、感謝いたします。
私の回線は、前世紀のもので、昨年暮れより不能となってしまいました。
たぶん私の技術的なものかとおもいます。

今日は、私事を
住処は日当たりのいい、谷間の農家にアトリエを構えています。
ステレオを馬鹿でかい音量のなか、昼寝をしております。

我が愛犬サクラは、鹿・いのしし・狸、はたまた、ねずみまでトッ捕まえる。
しかし、人間には絶対服従。
皆からかわいがられています。
放し飼いに等しく、8歳の美犬
ところが、先月26日、忽然といなくなってしまいました。
正月の宴会も今ひとつ、寂しがった。
保健所などとは問題がなかったのですが・・・

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本