棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

初霜・初氷の朝

2011-11-16 08:39:20 | 山郷の暮し
昨日から急に冬の朝になってしまいました。
そして、今朝はワンチャンの水飲みにラヤップのような薄氷が・・、畑には濃い緑色の野沢菜にうっすらと霜がつきました。
白い息を吐きながらの散歩。
散歩道の路傍はイノシシがミミズを探しまくった堀跡が、道路工事のごとく続く。
モーーワンチャンたちはじっとしていられない。あっちこっち探り回る動きに「オイ!!じっとしてイロ」といっても無理だ。
チビのハナもまだ本体を知らないのに異常に興奮をする。此の犬も立派な猟犬になりそうだ。
花の谷の下流域から濃い霧の一団が流れてくると、明るかった空にポカンと浮かんだ下弦の月をたちまちかくしてしまった。
吐く息は一層白くなり、冷気がほほをピリピリと刺す。
鉛色の空の一画がクリーム色になりだすと、次第に薄い明るい桃色になり、アレ!!というまに真っ青な空になった。
本格的な冬に向かう朝が始まった。
イラストは「福の神VS疫病神」より

ヒエーーイテーー 

2011-11-15 08:49:14 | 山郷の暮し
「ヒエーーイテーー!!」 とは、数年前から発症した痛風ではなく、思いもしなかった「歯の痛み」です。
口の中の痛みがどんどん広がって、いったいどの歯のいたみなのか解らない。
歯をグイグイと突っついても「ひぇ!!!」ということはない。
とわいっても突然ではなく、以前から歯茎がムズムズはしていた。
歯磨きも、食事も大して問題はなかったので、肩こりからくるものかと・・。
そうなんです。製作に夢中になった日は歯茎が痛くなってきたのでした。
昨夜は湿布をしながらの就寝。
只今は収まっており、歯医者にとんで行く気にはなっておりません。

秋山郷ーもっきりや

2011-11-14 08:31:08 | 山郷の暮し
秋山郷は深い渓谷を下る地点に温泉地が点々とある。と言っても、つながっているわけでなく、かなりのアップダウンの急な道だ。
その最奥の「切明温泉」は立派な町営の旅館がある。夏場ではかなりの人出となるだろうと思われるが、我が酒飲み連はこの旅館どまりではなかった。
チョット手前を一気に谷底に下る。
お客なんか来るのかなーーと思われる旅館より、さらに私設のリフトに乗って対岸の山房「もっきりや」に渡る。
まーー客など余程の酔狂な者たちだろうが、それなりに旅館だ。
おやじは60歳をすこしこえ、先代は此の地の出身とかで、東京から十数年前にここに住みついたようだ。
さて、このもっきり屋の不思議な屋号は、幻想的な漫画家ーつげ義春の「もっきり屋の少女」からつけたという。
つげ義春に凝っていたとは・・・。山房になかなかの蔵書があり、音楽・CDとも面白いものがあった。
スケベごころで温泉街を遊歩することなどできないから、老眼鏡をもってでかけてみよう。
そうそう、「もっきり屋」で検索するとホームページがありました。
東京下町の歯切れのいい話っぷりであった。

総理の記者会見だったが 

2011-11-12 08:36:09 | 山郷の暮し
総理の記者会見だったが 
政府御用達のようなNHKですが、昨夜はチョット違っていた。
といっても大層なことではないが、一国の総理の記者会見中継を棒に振ったのだ。
自前企画のフィンギャー・NHK杯の中継中とあっては、止めるにもやめられまい。

正直TPPて解らない。どうもこれからの日本を左右しかねない大問題のようだ。
今後の国のあり方となれば、私らの世代では60年安保を忘れねことができない。
しかし、説明も盛り上がりも全く感じないままに進んでいる。
フィンギャー・NHK杯の中継中にも及ばないことなのか・・・。

昨夜はラストの鈴木選手の演技は、素人の私でも="purple">「イイ!!美しい!!」と。
あの小さな体が大きくなっていく動きであった。
今夜もいい演技を観たい。

秋山郷ー秘境と言うけれど

2011-11-11 08:34:03 | 山郷の暮し
今日は雨降りのようで、気温も平年でサブーーーイ。尋ねた秋山郷では雪降りだろう。
写真は秋山郷のシンボルとも言える鳥甲山。
案内をしてくれた友が見えないのは残念だ、と。通常の登山道は楽だから、登山ガイドをするつもりだったようだ。 アーー雨が降ってくれてよかった・・。

世界の辺境地を尋ねた経験から、人々が暮らしてきた地を秘境などとあまり使いたくない言葉です。私は人々の暮らしがある限り、辺境地(暮らしがあり文化があるという地)としてきたが、秋山郷は正に秘境の地になってしまいそうだ。
尋ねた宿の親父曰く「過疎地なんてもんでなく、あとわずかで人もいなくなる崩壊地区だ」と。
写真で見れば私の住んでいる「花の谷」と大差がない風景だが、渓谷の深さ・迫り来る切り立つ岩、なんといっても、街とつながるたった一本の狭い道より、谷底に下る枝道。
全国有数の豪雪地で、住んでいるのはジジババだけ。若いヤローは役場職員か、旅館のアルバイト。
時々行き会った村人は高齢者ばかりで、様子のいい元気な高齢者は、高級カメラをぶらさげた観光客。
多分,村人と同世代の方々だと見たが、あまりにもの違いに、その地がいかに厳しい暮らしであるのか想像にあまりある。

一杯機嫌ついでに歌ってくれた宿屋のおやじの、地元の民謡が気になった。
しっかりと歌詞を写しとってこなかったので・・・。内容は、オレ一生懸命芝刈りをするし、草刈だってしっかりやるから嫁っこほしい・・・。
とかなんとかいう内容だった。
只今調べ中ーーーつづく

着いた先は秋山郷

2011-11-10 08:38:53 | 山郷の暮し
小雨降る秋山郷
温泉宴会に出かけた所はなんと秋山郷の最奥のところだった。
私は全くどこに行くのか確かめもしていない気楽な参加だったが、秋山郷といえば栄村で、世間が東北地震に注目されているが、翌日(3-12)に大地震に見舞われたところだ。
山国の信州でも特に山深く、豪雪地と知られたところで、初めての地だった。
 *写真は森上野原駅に立つ最高積雪記録の柱 *JRもりみやのはら駅ノ前は雪が来る前に地震復旧工事だらけであった
パンフレットには「国境のまち 北信州・栄村 秘境の里」とあり、中津川渓谷は群馬県の山々が源だ。
アップダウンの激しい車道は、必ずしも楽しい道とはいいかねる。
正直 こんな山奥まで行政の手を入れなければならぬ長野県はタイヘンダナーー と感じた。

山小屋の秘湯

2011-11-07 07:05:09 | 山郷の暮し
山小屋の秘湯
今日はこれから山・旅仲間の「悪たれ中年連四人」で新潟県県境にある??旅館に酒を飲みに行く。
私は行ったことがないが、沢登りの入口部にある実にひなびた旅館らしい。
というのは、独り者のおっちゃん経営者は客がないので、街までバイトに行っているとか。
どうも我々と同じ人種のようで、今回の言いだしっぺ君はすっかりお気に入り。
酒は当然だが、食い物も持参したほうがいいようだ。
風呂も対岸に湧き出ているらしく、これがまた大変で、怪しげな私設リフトを引っ張りながら渡るらしい。
昔々、ヒマラヤの渓谷をオッカネー思いをして渡ったことが何度かあったっケ。
山連は沢登りでもするかもしれネーが、ワタシャ面白そうな宿屋のおやじ相手に一杯やっていよう。
そうそう、カメラを忘れないように・・・。

新そば祭り

2011-11-06 08:12:45 | 山郷の暮し
朝ドラの「おひさま」の影響も大だと思いますが、松本平は蕎麦で大賑わい。
先に松本城にて大規模な「そば祭り」があり、何万人もの集まりだったとか。
大盛況は結構なことですが、本当に旨いのか??
以前に食いに行ったが、正直テント小屋での蕎麦はいただけない。手打ちの看板が泣く。
それでも旨いウマイというのは、ムードもあり群集心理か・・。

昨日は近くの温泉地で「新そば祭り」があり、あまり期待はしていませんでしたがそのとおりでした。
会場のテント小屋は醤油の匂いが立ち込め、コリャーー美味くないつゆだなと・・。
蕎麦は悪くはなかったのですが、如何にせんつゆがしょっぱく、醤油をなめているようなものだった。
蕎麦はなんといってもつゆが肝心。「つゆが煮詰まっています」と一言いってきた。
信州は蕎麦。蕎麦はいいのだが、総体につゆがよくない。もっと謙虚にけんきゅうをしてほしい。
余談ですが、私がウメーーとおもう蕎麦は「関西・緑のたぬき」関東には売っていないので、関西の友から送ってもらっています。
このつゆは本当に研究されていると思う。
さうだ、このつゆで本物の新そばをいただきたいものだ。

久しぶりの猫のチビクマ

2011-11-05 08:30:02 | 山郷の暮し
このごろは猫のチビクマの記事がありません。どうしましたか??
と問われましたが、子犬のハナが来て以来、猫のチビクマが家出をしてしまい、近所のどこかに居ることはわかっていたが所在がはっきりしない。
お隣には朝一に食事をねだりに来るようである。
先日、物陰からニャーーと丸々と肥えたチビクマが逃げることもなく擦り寄ってきた。
「お前元気だったか」と抱きあげたが、ハナの吠え声を聞くとピューと逃げてしまった。
サクラばーちゃんにおっぱいをもらって育ったが、子犬のハナは苦手のようだ。
かわいそうだが、思い出した時に、お隣の軒下に餌を置いておく程度だ。

文化の日ですね

2011-11-03 08:23:13 | 山郷の暮し
薄曇りのしっとりとした朝ですが、午後には晴れ上がるとか。
文化の日は晴天の確率が非常に高いといいます。各地でさまざまな催し物が計画されていることでしょう。
昨日に続き、プロの蜂退治屋から聞いたはなしを・・。
写真はプロの必需品の一つ「吸入器」メイドイン・フランスとありました。
刺されたとき直ちに毒を吸い出せば軽症で済むとか。
蜂に刺されたら、まずは水で冷やすこと。
おおスズメバチ ともなれば、市販のハチ用の殺虫剤でも死なないらしい。
アルコールに弱く、一番きくといいました。これは小生と同じでゴンス。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本