(警護公園のイルミ)
今年もあと20日あまりになってしまったが
クリスマスも正月も、どうでもいいし
できれば来ないでくれよ~って気分だが
年末になると台所や水周りの汚れも気になるのはなぜだ
11月にはあまり、気にしてなかったのになあ
ガスコンロの魚焼用の火が点かないことやら
石油ファンヒーターの調子が悪いことやら
網戸の汚れまでもなんか気になるのは、師走のせいです
み~んなこの12ヶ月に区切られた時間枠のせいです。
家の中が汚くたって「なにか問題でも」って
言い切ってしまえない女のサガ
たとえば娘の部屋が汚くても
「いい加減に、かたずけなさい」
と言いつづけて育てるが
もしこれが男の子なら
大抵のお母さんたちは、そんなことを言う前に
かたづけて、掃除機をかけるのだろう
鼻歌でも歌いつつ
こうやって育っていくとやはり家事は女の仕事と
当然のように脳に刷り込まれて
一生その呪縛から解き放たれることはない気がする
男の子もかわいそうだ
「お父さんがいないときは、お前がお母さんや妹達を守るんだよ」
なあんて言われた日には
「ぼく、女の子に生まれたかった」って、
思うかも知れない、家事の呪縛とマッチョの精神は
世の中の2大悪だとおもうんだけど
どう思う
なんだか武士の精神だとか、あだ討ちだとか
特攻精神だとか、自爆テロだとかそういうのも
ふか~い根っこの根っこでは、男と女の呪縛から
発生しているような気がする今日この頃です。
(上を見上げると空)
マッチョといえば
ゴルゴ何とかって漫画があったが、あの顔をみると
高校時代にクラブの部室においてあった、石膏の胸像の
アグリッパの多面体の顔を思い出す
るるは絵画クラブに所属していたんだけど
1年の時はこのアグリッパのデッサンを木炭でするのよね
でもぜんぜん美味くできないし、この多面体の顔は描く意欲が
ちっともわかないし、兎に角難しいから、食パンが真っ黒になるのです
えっと、デッサンの修正やぼかす時に食パンの白いところをちぎって
丸めて使うからね、下手な人はいっぱい食パンがいるのじゃ
お腹が空いたらパンの耳パンの耳と牛乳である、便利よ~
しかしまじめなのは1年間だけで、二年目になるともうデッサンなんて
なんのそので、キャンバスの替わりに自分達でベニヤの板と角材で
キャンバスもどきを作って油絵を描くのだけれど、この角材とベニヤの
あまりを使って、羽子板を作り、隣の柔道部の部室のタタミの上で
羽根突きをするようになる、別名、羽根突きクラブとも言われた
だって画材ってめちゃ高いんですよ、油絵の具も筆もキャンバスも
キャンバスで0号だと最小で500円位であるかもしれませんが
だいたい30~50号で描くと数千円から1万はするし
大作を描こうと100号とかにしようものなら2万か2万五千円位はする
しかも絵の具もめっちゃいるし、あんまり沢山描いたら破産じゃ~
って高校生やし、たいてい1枚のキャンバスを
繰り返し使ったりもする、絵の具を削り取ってから、重ねて描くのよ
油絵はそれが可能やからね、というわけで、という言い訳で
羽根突きにまい進しつつ、夏の合宿は、日本海を描きにという名目で
海につかってばかりの我等だった
あっ
一部にはまじめに絵を描いている人もおりましたよ
はい念のため
でも文化祭やコンクールに出してる
部長や副部長やその一部の人の絵を見て
るるはな~んて旨いのだろうかと
感心したのも事実です
だって部長と副部長はいつも議論ばっかりで
いつ絵を描いてたのよって思うばかりの日々でしたし
この部長がまためっちゃ男前で、ゴルゴなアグリッパより
部長をモデルに描いたほうがよかろうって思うくらいでしたよ
この前高校の卒業アルバムの、絵画部の所属部員の名前の欄に
時任三郎の名前がありました、へ~
会った事ないからきっと来てなかったのだしょう
来てたら、高校時代からデカ身長だったのかどうか
検証できたのに、惜しいことをしたと
思うるるです。