死ぬまでに一度は行ってみたいと、ずっとずっと思っていた屋久島。
いつかは行こう。
いつかっていつ?
父が突然寝たきりになって、母が突然介護三昧になって腰を傷めて杖をつき、
私も気がついた。
ワタシ来年は健康ではないかもしれない。
絵本のマリコおばさんが私の背中を押した。


マリコおばさんはいつでもどこでも行きたいところにひとりで行くんだ。
そうだ、友達と休みがあわなくたって
周りの人が片道11キロ 往復22キロのトレッキングを拒絶したって
まだ私は大丈夫 ひとりで行けるもん

さてツアーガイドは
このアンケート用紙を見て泣くだろうか。

博多駅から福岡空港に行き

81番の搭乗口から

バスに乗せられて着いたのは
えーーーーっ プロペラ機


びっくりして家族にラインすると
「そりゃそうでしょ 屋久島、滑走路短いし」
ふーん
しかも 席はいちばん前で

わたしだけ後ろ向き。
なんだかバスガイドみたいだ。
みなさんの顔を見ながら飛びます飛びます
景色も見えず・・・なんかバチあたった?
皆さん 2人組3人組の人たちは
景色も見えず・・・なんかバチあたった?
皆さん 2人組3人組の人たちは
ホテルにお泊りになりましたが
なんと ワタクシたちおひとり様は

ここ ここですよ
田代別館
笑って 田代別館
これがワタシの235号室。

いや アパートじゃんww
部屋はきれいでした

レインコートやトレッキングシューズ

リュックサックや


ストックなんかもレンタルしてるから 気軽に参加できるね。


これはホテルのほうね。
晩ごはんを食べに行ったから。
フロントには靴や服を乾かす物もあって
どれだけ雨が多いか想像できる。

天気予報が全くあたらないくらいに 突然降ったりするんだって。
この日は 田代別館に着く前に
おおこのたき(大川の滝)とセンピロのたき(千尋の滝)へバスで連れてってもらい
大自然を堪能した。
🌴4/10🌴🌴
さて 翌朝3時に起きて
4時に出発。
バスが到着する直前に、トイレに行っておこうと思ったら
シャカシャカズボンのウエストが紐でくくるやつで、
なぜかほどけない。
あせったら全然ほどけない。
ひっぱってもズボンは下がらない。
めっちゃ汗かいた。
この紐 要らんわ〜💢💢💢💢
到着したバスにはすでに半分 人が乗っていた。
到着したバスにはすでに半分 人が乗っていた。

すべての座席には黒い防水シートが背もたれからすっぽり被せてあり、
本当に雨が多くて、びしょ濡れになって乗り込んでくるんだな、と感心。
バスが途中でとまるたびに わらわらとトレッキングの参加者が乗り込んでくる。
4:40分
バスが弁当屋に到着。
それぞれ担当のツアーガイドが受け取りに行き 昼ごはんの弁当が配られた。
さて 手作業はやめてここから寝てくださいね。
とガイドが言う。
ものすごいうねうねの山道をバスが駆け上っていくんだ。
ディズニーランドのアトラクションみたいに体をぶらんぶらん揺られて
頭をガンガン打ちつけながら窓枠にもたれて寝たふりをした。
5:40分
登山口の待ち合い所でトイレに行き
出発前にホテルのフロントでもらったおにぎり2個とかき揚げ、ウィンナーの朝ごはんを食べた。

5:54分
木材を運ぶためのトロッコの線路の上を歩いてスタート

遅くなると混雑するから とガイドがすごい勢いで歩いていく。

6:45分
小杉谷 小学校中学年跡地に到着

写真手前の石柱は校門
小杉とは樹齢1000年未満の杉のことで

この場所は 当時、屋久島でもっとも人口が多くいちばん最初に電気が通った場所なんだって。
それだけ林業が屋久島を支えていたんだ。
7:30分
はじめてのトイレ

オシッコしたいわけじゃないけどとりあえず行っとく。
8:18分
仁王杉 阿形とうん形が並んで立っていたんだけど うん形は倒れてしまった。
これは阿形

樹齢1000年以上を屋久杉と呼ぶ。

8:50分
2個目で最後のトイレ

オシッコしたくなくても行く。
侮るな
尿意は突然やってくる
ここからトロッコの線路を歩く行程はおしまい。
ゴツゴツした岩と整備された木の階段をひたすら上ったり下りたり。
どれだけ過酷だったか 伝えられない😭
どんなに説明しても伝わらない。
だから書かない。
9:18分
有名なウィルソン株の切り株の洞に入り

超有名なハート型の写真を撮ったり
10:25
動けなくなった参加者を元気つけるために
早めの昼食をとったり

結局彼女はリタイヤし、ガイドさんはあんなところで時間をとらなければよかった、
とグチグチ。
ゴールが混雑すると写真撮影になかなか順番が来ないので
とにかく早く到着したいらしい。
でも 限界ナンス、ワタシ。
大きな岩を踏みしめてのぼりながら
11:40分
ゴールの縄文杉に到着♥️♥️♥️

この縄文杉は大きさ太さがどうのこうのではなくて

この縄文杉は大きさ太さがどうのこうのではなくて
その樹齢推定7200年以上というところに希少価値をおかれている。
6年前までもっと近くで見れたんだけど
枝の空洞が確認されたので
事故を防ぐためにこんなに遠くになってしまった。
ちなみに

↑この展望台は 4年前に作られたもので
そのあとコロナで観光客が入れなかったので
「ここから撮った縄文杉はまだメディアで見たことがないんですよ」
とガイドにささやかれ

新しい展望台から縄文杉の写真を撮ってみた。
pixtaで高く売れるかな? うしし😁
帰りがどれだけ地獄だったか、
帰りがどれだけ地獄だったか、
岩の段差が足首に膝に指に どれだけ影響を与えたか、記録に残したいけど辛すぎてかけない。
家族旅行だったら ばったり地面にひれ伏して泣いてるかも。
グループの最年長がスタスタと進むので、心で泣くしかなかった。
途中 エメラルドグリーンの川がある

あまりにも水質がキレイで、プランクトンがいないので魚も住めない。スゴいな。
さあ出発点の登山口に到着。
長年行きたいと言い続けた縄文杉に会えた素晴らしい日だった。

抱きついたりできなくて残念。
帰りのバスで熟睡して 最終地点の屋久島ホテルで運転手に叩き起こされ
田代別館のマイクロバスで そこまで迎えに来てもらったことは 恥ずかしいので 誰にも内緒にしておこう

あー疲れた。