あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

花鳥園に行ってきました

2011-05-29 20:49:56 | Weblog
梅雨に入って2日目、神戸森林植物園へ行く予定を
雨のため方向替えして花鳥園にやってきました。

中庭池の鳥たち。一番印象に残ったのは、

  
ショウジョウトキ。体中が真っ赤っか、鮮やかなものです。
奥にはクロエリセイタカシギが片足で佇んでいますが、
脚をなくしたのではありません。エネルギーの消耗を防ぐための片足立ちなのです。

続いて、フクロウ。
いろいろな種類がいましたが、お気に入りを3種。

 
“ゴロスケホーホー”の声でおなじみのフクロウ。




シロフクロウ。何度見ても飽きない、仕草がかわいくて、かわいくて・・・。

次は、メンフクロウ。


お面を被ったような表情が、これまたかわいいんです。

中庭池の鳥たち。私達には身近に見られて好都合だけど、
大空に羽ばたきも出来ず、かわいそうですね。

雨のあと

2011-05-12 16:58:31 | Weblog
雨3日目。
昨日に比べて水量がぐっと増えた鴨川。
河川工事でかすかに残された中州がすっかり水没してしまった。

 

細長いこの中州に居着いて、
ピョピョピョウと鳴きながら毎日飛び回っていた3羽のコチドリ。
今朝は声だけ聞こえたが、どこに避難しているのだろう。

滔々と流れる岸辺の草に休むカモの親子。
ヒナは生後1週間くらいのが4羽。
しっかりと親に寄り添って流れに耐えている姿はいじらしい。
どうぞ、流されませんように・・・。

 

きのうは増水しているとはいえ、上の方の中州は水没せず
キアシシギとイカルチドリの親子は無事だった。
ところが、今朝は石ころの中州は半畳ほどしか残っていず、
その狭いところにキアシシギ5羽とイカルチドリが2羽だけ。
飛び回っていたかわいいヒナは?
???いない。3羽いたのに!
茫然と佇んでいるイカルチドリの父さん母さん。

何年ぶりかのイカルチドリの繁殖で、ヒナの大きくなるのを
トビやカラスに狙われないかと見守ってきたこの10日間。
天敵でもなく、天災でやられてしまった。
自然災害は人にも鳥にも惨いです。

御土居堀  その2

2011-05-02 16:53:11 | Weblog
鴨川が東側の堀ならば、西側はどうなんでしょう。
前回の引用文の続きには、
<・・・現在北野天満宮付近には、少なからず御土居が残されているが、その真横に
紙屋川が流れている。西側は自然の河川を堀としているのだ>
と書かれています。

そこで、北野の天神さんに行ってきました。





本堂の門を入って左に折れると御土居の入口はすぐわかります。小高い丘はきれいに
整理されていて、ここが御土居だったなんてわからないくらい、前回の蘆山寺の御土
居に比べると雲泥の差です。小鳥のさえずり、新緑の青葉・・・。柵から下を眺める
と紙屋川(天神川)が木々の間を縫うように細く流れ、なぜかその水は白く濁ってい
ます。この川がお堀の役目をしていたのですね。カエデが多く,紅葉の季節には大勢
の人で賑わうことでしょう。



石段を降り、川を渡って対岸に出ると、細い道は衣笠小学校の前に出ます。ここから
右に進めばもう一つ北側にある御土居に行けるかもわかりません。でも不案内なので
今回はあきらめて、もと来た道に引き返しました。

鴨川と紙屋川。この二つの川が京の東西のお堀だったのだと納得しての帰り道、向こ
う側に「粟餅」のお店。「そうだ、粟餅をいただいて帰ろう」。

 

上品な甘さ、とろけるような感触の粟餅。
写真を撮る前に1個ぱくついてしまったので2個になってしまいました。