残されたヨメナ

河川敷の草はらに、メヒシバやエノコログサに隠れて
ひっそりとヨメナが咲いています。
このヨメナが咲く頃、毎年草刈りが行われ、
何もかもいっしょくたに、なでるように刈られてしまいます。

これが悔しくて２年ほど前、刈り取りをしている人にお願いしました。
　「お願い、この草だけは刈らないで」「わかった」
見かけによらず、心やさしい人でした。きれいに残してくれました。

そして今年。
草刈り業者は毎年違います。またお願いしてみよう。
朝から車を乗り入れて準備中のオジサンに
　「お願い、この草は残してくださいませんか」
　「ン、どれや？　分かった。係りに言うとくわ」
２か所、ちゃんと残してくれました。よかった！



日々観察していて “こうしてほしい、ああしてほしい” と思うことは結構あります。
些細なことは、お役所や業者では気づかないでしょうから、
現場の人に直接お願いすることだと思っています。

近くのマンションの屋根でアオサギが笑っているように見えました。

休日の午後

風もなく日差しがやわらかく降り注ぐ午後、空には綿雲が数片。
じっとしていられなくなり、いつもの散歩コースに出た。
河川敷は人がいっぱい。

はしゃぐ子供たちといっしょに犬が飛び回り、おじいちゃんもそれを追う。
赤や黄の派手な立て看板の前では、数人の若者がボードに興じる。
それを見る人だかり。
駆ける人、踊る人、ベンチに憩う人、原っぱで談笑する人、人、人・・・。

喧噪な世相だけど、のどかに休日を楽しめる幸せがここにはあります。

突然大きな声で「コケコッコー」。
驚いてよく見ると、ここは二条大橋、橋のたもとのペット病院から聞こえたのだ。
また、「コケコッコー」（テープじゃないのです）
籠の中では、朝も夜もないんですね。



中州や河川敷の草刈りは済んだが、刈られない石垣には

セイバンモロコシが金茶色に輝き、


シナダレスズメガヤが柔らかな穂を垂れている。名の通りしなやかな草だ。

数日前には、刈られる前の草の中でカモが数羽お食事中、近づいても逃げない。
水辺よりも草はらに食べ物が多いことを知っているのだろう。

秋たけなわ

10月14日、オナガガモがやってきました。
やって来たばかりなのか、時々は羽繕いをしながら、頭を羽に沈めて休んでいます。
カラスがちょっかいをかけたそうに近づいてきますが知らんぷり。


おっとりしたカモにちょこちょこ動き回るカラス。
見ていてもおかしく、笑ってしまいます。

ところで、一度見かけたのにいなくなったヒドリガモは何処へ行ったか、
夷川ダムを覗いてみました。
いるわいるわ、50羽ほど。その中にオナガガモの♀１羽も。
潜りを繰り返すキンクロハジロ、楽しそうに動き回るヒドリガモなど。
日が傾き始めた水辺の静かなひとときです。


今日もノビタキが岸辺を飛び交い、若いカワセミがホバリングしています。
センダイムシクイやエゾビタキが樹間にいて、思わず歓声を上げたり・・・。


秋、最高の季節です！

モクセイ３種そろった！

キンモクセイ


ウスギモクセイ

キンモクセイがやっと咲き出しました。去年より１週間遅れです。
先に咲いたウスギモクセイの上品な香りが、
キンモクセイのきつい香りに変わってきました。

このキンモクセイは、大きな枝を心ない人に切られてしまいました。
これから咲こうとする時に・・・。

今年は新しい発見がありました。
この２つのモクセイの近くのフェンスを越えたところに
ギンモクセイが咲いていたのです。
周りの大きな木で今まで見えなかったなんて、お粗末な話です。

ギンモクセイ

モクセイ３種ぞろい。　
なんという贅沢！！

秋いろいろ

暑さにかまけてこのブログをサボって１か月。
サボり出したら底なしにサボってしまいそうなので、
取り立てていいネタもないまま、のこのことまた登場しました。


空にはきれいな鰯雲、水辺には秋の草花、すっかり秋です。


なぜか、ある１か所にだけコオロギの集う原っぱがあって、
そこが涼しげな声の競演場なのです。

岸辺ではノビタキが飛び交い、カワセミも姿を見せるようになりました。


コガモの初認が９月１３日。
ヒドリガモは今日１０月２日、さーっと頭上を通過して川面に降り立ちました、６羽。
いよいよカモ達の季節近しです。


アオツヅラフジの実がやっときれいに色づきました。
でも、すぐになくなってしまいます。
鳥たちにはごちそうなんでしょうね。