あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

花いろいろ

2017-05-30 20:10:09 | Weblog
散歩で出くわす花いろいろです。

まずは、河川敷の真ん中に座すアツバキミガヨラン。
白い花はうつむいておとなしいのですが、
葉は固くて先端は針のように尖っていて
何者も寄せ付けない怖さがあります。


近くにはセンダンの大木。
薄紫のかわいい花です。


古いお屋敷の塀にはテイカカズラが白い花をいっぱいつけて、
まるで小さい風車が回り出しそうな雰囲気です。


河川敷に植えられているハクチョウゲは
雪をかぶったように真っ白です。
花の大きさは1センチほどの小さい花です。


ところどころにあるトベラも満開が少し過ぎました。


テニスコートのフェンスにはセイヨウイボタが絡まっています。
毎年少しずつ大きくなって仰ぎ見るほどになりました。


賀茂大橋を渡って左岸に出ると
土手のサラサウツギがひときわ映えます。
大好きな花です。


丸太町橋のたもとには
今年もスモークツリーが見事です。
橋のそばの花屋さんのお手入れがいいのでしょう。



こうやってみると、5月は白い花が多いですね。



5月の水辺

2017-05-24 17:21:59 | Weblog
連日の真夏日にうんざりして散歩もサボっていましたが、
小雨の中、久しぶりに川辺に出ました。


セイヨウカラシナもすっかり種になり、
クサヨシが白い穂を出してきました。

キツネアザミが大きくのびて、よく目立ちます。



向こう岸近くでハシボソカラスが騒いでいます。
どうもヘビと向き合っているようです。
近づくカラスに頭をもたげて怒るヘビ。


なになに?とカモたちが近寄って見ています。


うん、こりゃ手強いぞ・・・


2羽が交互に、鳴き交わしながら
じっとしたままのヘビにもう一度挑戦。
怒るヘビ。


やっぱりダメか・・・と2羽は退散です。


カルガモのひなが孵っていました。


マガモに代わってこれからは
カルガモのひなで賑わうことでしょう。


葵祭

2017-05-15 21:12:49 | Weblog
今日5月15日は京都の3大祭りの一つ葵祭の日です。
好天に恵まれ青空のもと、御所を出て下鴨神社へ、
午後からは新緑の都大路を通って上賀茂神社まで
平安装束に身を包んだ500人の行列です。
すべての人がフタバアオイを身につけています。


行列は、勅使の本列から始まります。


フジの花に飾られた「牛車(ぎっしゃ)」


華やかな造花で飾られた「風流傘(ふうりゅうがさ)」


ここからは斎王代列になります。

「命婦(みょうぶ)」などの女人列。

そして、主役の「斎王代」が登場です。



「斎王代」


幼稚園児たちもお行儀よく並んで見学。








最後は2つ目の「牛車」。
この牛車には葵と桂のほか桜と橘の飾りがつきます。

この他に、かわいい稚児、荷物を担ぐ人、馬上の人・・・。
きらびやかで優雅な行列がとまったり進んだりして
5時間後、上賀茂神社にご到着です。

皆様お疲れさまでした。

ダイサギの飾り羽

2017-05-13 16:25:39 | Weblog
ダイサギが見事な羽を見せてくれました。
目元には婚姻色も残っています。





カモのひなもあちこちで見られます。
5月1日に見た3羽のちびっ子は

10日にはこんなに大きくなりました。



石垣にはコマツヨイグサ、オオキンケイギクが咲き始め、
今年は新しくナルトサワギクが1株咲きました。

これは、1976年に徳島県鳴門市で確認された
特定外来生物で、繁殖力が強く、
家畜には有害な成分があるそうです。

河川敷周辺は毎年の草刈りで撹乱し、
見慣れぬ植物がよく現われたりします。




安楽寺

2017-05-08 21:00:01 | Weblog
またまたお寺めぐりです。
正式には住連山安楽寺。東山の麓、法然院のとなりにあります。
特別拝観が7日までというので思い立って出かけることにしました。



燃えるような新緑に境内を進むと本堂、
この寺の由来をテープでなく、若い僧の丁寧な説明があります。
  鎌倉時代のはじめ、この「鹿ヶ谷草庵」では法然上人の弟子、住蓮
  上人と安楽上人の勤める声明の美しい声に惹かれて出家するものが
  あった。
  その中に、後鳥羽上皇に女官として仕えていた松虫姫と鈴虫姫の姉
  妹がいた。容姿端麗故に上皇からことさらの寵愛を受けていたため
  に他の女官たちから嫉妬され、この生活に苦悩し、心の平安を求め
  て出家を望むようになった。
  上皇が熊野詣でをされている間に、姉妹は両上人の住む「鹿ヶ谷草
  庵」を訪れ、両上人の前で剃髪出家し、尼僧となった。これを激怒
  した上皇は専修念仏教団に弾圧をくわえ、両姫を出家させた住蓮・
  安楽の両上人を斬首の刑に処し、法然上人は讃岐に、親鸞上人は越
  後に流罪となった。その後、両姫は瀬戸内の生口島の光明坊に移り、
  念仏三昧の余生を送った。
  両上人の亡き後「鹿ヶ谷草庵」は荒廃したが、流罪地から帰京した
  法然上人がその菩提を弔うため草庵を復興し、「住蓮山安楽寺」と
  名づけ、両上人の追善の寺とされた。
本堂の中には両上人と松虫・鈴虫姉妹の木造が安置されています。
丸く刈り取られたサツキの美しい庭園、


その背後の東山にはヤマフジが咲き誇っていました。



安楽寺を出てから哲学の道に出る途中、路傍にアリドオシの花を
見つけました。こんなところで見られるなんて・・・。


哲学の道に入ると、哲学者・西田幾太郎博士の石碑があります。

「人は人吾はわれ也とにかくに吾行く道を吾は行くなり 寸心」(碑文)
傍に碑文の説明があって、
  「この歌は西田幾太郎先生晩年の作で、書は昭和14年の自筆によっ
  た人生の指針を示した碩学の教えとして哲学の道を散策する人々に愛
  唱してほしい 因みに寸心とは先生の居子号である 昭和56年5月」
と書かれています。



朝のこの道は人出もほとんどなく、静寂そのものです。
のら猫「クロちゃん」がのんびりと柵の上に寝転んでいました。




花いろいろ

2017-05-04 15:13:41 | Weblog
花愛でる季節、心がはずむ季節です。
わが子の思いで育てた鉢が花を競い始めました。


ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)。
ことしは花のつきがよくありません。
去年剪定し過ぎたのかなと後悔しています。
前を通る方から「何という木?」と、よく聞かれますので、
名札をつけました。


ライラック。
葉が小さいのでヒメリラというのよと言って
友達からもらった株が背丈ほどになりました。
いい香りがします。


スズラン。
これも今年はちょっと小さめです。


斑入りタニウツギ。
2年ほど前に挿し木したのが初めて咲きました。


ジャスミン。
開花前です。手すりを被い過ぎたのでカットしたら
しっぺ返しにあい、花芽がぐっと減りました。


名前は? 苗を買った時についていたタグを捨ててしまい、
判らずじまいです。


散歩道のモッコウバラ。
年々大きくなっています。
トゲがないので、ぐっと伸びた枝に触れても痛くありません。