あれこれ散歩道

散歩道は鴨川のほとりです。
鳥、花、犬、人…、出会いはあれこれ、楽しい一日が始まります。

カルガモの親子

2019-05-30 17:01:50 | Weblog
生れて間もない僕たちカルガモの兄弟。
かあさんの仕草を見よう見真似で
餌をとったり、泳いだり・・・。
楽しい日を過ごしていたのに、




突然、今朝になって堰の下へ連れて行かれ、
そこで、かあさんは堰の上に飛び上がってしまった。
「あれ〜、ぼくたちどうしたらええの?」
「さあ、かあさんの後についておいで」


「思い切って飛んでごらん」
「こわいよ〜」


なかなか飛び上がらないので、
かあさんは行ったり来たり。
時々は下に降りて、飛んでみせてくれるけど、
やっぱり、ぼくたちはまだこわいのだ。


こういうことを何日も繰り返して
ぼくたちは、生きることのむつかしさをおぼえるんだね。
 “鯉の滝のぼり” ならぬ ”鴨の堰のぼり” というわけです。

日に日に大きくなる雛たち、
明日あたりは成功して新しい住処に移るでしょう。


こちらはカラスの親子。
赤い口の中を見せて、餌をねだっています。




餌を探す親のあとについて
じっと待つ雛、自分で採餌出来るのはもう少し先のようです。





岸辺の花 2

2019-05-25 14:10:27 | Weblog
5月というのに真夏日が続きます。
体がついて行けず、頭も体もぼんやりしたまま、
7月8月になったらどうなるのでしょう?
午前5時前に日の出、この頃歩けば気分爽快でしょうが、
頑張って起きても6時。
日差しは徐々に強くなって、
散歩はまぶしい朝の光を避けながら、木陰を歩きます。

少しサボってる間に、
お目当ての白い花が満開になっていました。
イボタノキです。




もう少し歩けば、テニスコートのフェンスに
セイヨウイボタ(プリベット)があります。



遠くから見ると、イボタノキとの違いは
ほとんどわかりませんが、
花のめしべが2本突き出ているのがセイヨウイボタです。

テイカカズラも花はそろそろ終わりに近づいてきました。





水辺は渡りのカモがいなくなり、シギ・チドリの世界です。

キアシシギが鴨川の常連さんになり、


コチドリやイカルチドリが飛び回っています。
これはコチドリです。



土手はヘラオオバコとハルガヤがよく目立ちます。
アカツメクサにシロツメクサ、
その中にぽつんとブタナが3輪咲いています。
これらはやがて、草刈りおじさんに丸坊主にされて
見た目はきれいだけれど、面白味がなくなる土手になるのです。





岸辺の花

2019-05-13 11:16:13 | Weblog
連日30度を超える真夏の岸辺。
あちこちでマガモの雛が孵っています。
昨日は2組。
2羽の迷子になった雛が、親を捜してピーピーと切なく鳴いています。
近くにいる別の親子に近寄って行ったら、追っ払われてしまいました。
あわてて逃げる迷子ちゃん、かわいそうに親はどこへ行ったのでしょう?
追っ払った雛を見つめる意地悪かあさん。

早く親に会えるといいな。
これからしばらくはこういう情景もよく見られることでしょう。
繁殖の季節は大忙し。
草はらではスズメの親子でにぎわっています。

咲き誇る岸辺の白と黄色の花々です。

トウオガタマ(カラタネオガタマ)。
バナナかパインの香りがきついです。




ニセアカシア(ハリエンジュ)。
風に乗ってほんのりといい香りがします。


エゴノキ。




マツヨイグサ。




朝日に映えた美しい花々にいやされて、
きょうも一日が始まります。
暑さなんかに負けないでと自らを励まして・・・。



ヤマボウシ

2019-05-08 16:49:22 | Weblog
花開く前のヤマボウシです。


ふっくらとした白いつぼみが、いっぱい付いているヤマボウシ。
お菓子の茶巾絞りを連想しますね。
みんないっせいに咲くのでしょうか、みんなつぼみです。
1個を良く見ると、


あんこが薄い膜におおわれているように見え、

別のつぼみはそれより少し大きくなって、
中味が見えてきました。


しばらくしたら、白い苞が割れて花開くのでしょう。


ヤマボウシがこうして花開くとは、知りませんでした。
私にとって大きな発見でした。


鴨川に目をやると・・・

アオサギ君、疲れたのでしょうか、
両脚を投げ出してひと休み。
大きな魚を捕って疲れたのかなあ。








ボタン(少し遅かった!)

2019-05-02 19:48:00 | Weblog
桜に浮かれている間に、はや青葉の季節。
鴨川もすっかり緑になりました。


今日は散歩道を変えて、
寺町通を歩いてみると、思わぬ発見がありました。

お寺の名前は本満寺。
寺町通の名の通り、お寺の並ぶこの通りの一郭にあります。

そこでカメラを向ける人を見つけ、
何だろうと境内に入ってみると、
見頃をすこし過ぎたボタンが咲いていました。













もう1週間も早く来れば・・・と、ちょっと残念。
でも、ボタンのそばで「次はわたしの出番よ」と
シャクヤクが蕾を膨らませて待っています。

いいおまけがありました。
見事に咲き誇っているジュウニヒトエです。