ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

猫ファイト

2022-06-06 23:15:42 | 思ったこと
家の外に二匹 猫がいる。
正確に数えれば、もっといるんだけど、目に付く猫が二匹
どちらも個体としては小さい。おそらく3kg未満くらい
子猫ではなく成猫だと思う。
彼らは、どこで餌をもらっているのだろうか、あそこまで
大きくなるには、それなりに誰かが定期的に餌をやっているに違いない。
全然私には近寄らないし、近寄ると逃げる。
この用心深さ。
彼らは、ああやって子孫を増やしていく。
一方、家の猫たちは私たちに対してフレンドリーだ。
そして去勢されて今ここに家族として暮らしている。
でも、彼らは子孫を残すことはない。
こうやって、用心深い猫の子孫は残り、
フレンドリーな猫は淘汰されていくということだろうか。
そんなの幻想だ、ただのメランコリーだと
きっと「現実的な人」はいうだろう。

絶滅危惧種とか、絶滅した動物の絵を思い起こす。
どれも、なんだか人の良さげな(人ではないが)
なんとなく、無防備な印象がある。
DoDoとか。

奪う人、奪う政府、相手をコントロールしようとする支配者
それを避けないと、いずれ根絶やしにされる、という用心深さが
ほんとうは必要だったのかもしれない。
それが、なかったから、
途絶えるのか?

猫をなでながら思う

でも、この子は、決して諦めなかった。
なんとしても私の家の中に入って、
自分の人生はまっとうしたい、生きたい、食べたい、やすらぎたい、
可愛がられたい
絶対に、自分の命は諦めなかった。
だから、今、ここにいるんだ

猫のファイト
猫ファイト。

たとえ子孫が残せなくても
自分は生きる
今の命を大切に、生きるんだと決意する。
去勢されたとしても

猫ファイト。