たろは、あうとかならず会いにきて
あたまをすりつけたり体をすりつけたりして挨拶してきた
遠くから見つけて、駆け寄ってくることもあった
向こうから伸びをしながら
きたの~~?という感じで来られると、本当に困ってしまう
飼う覚悟がないのにもかかわらず、
ついついたろのところへ行ってしまう。
餌をやっている人がいるのだし、
可愛がっている人がいるのだし
そんなふうに感じる必要はなかったのかもしれないけれど
責任をかんじていた
子供を孕ませてしまった男みたいな
これだけ情がうつってしまうと
知らん顔したら信頼関係を裏切ることになるという感覚
自分の中の罪悪感
猫相手の 誠実
飼うことに対する覚悟はできていなかった。
でも、どうしても気になってしまっていた。
たろを可愛がっているもう一人の子供(ピンク色のコートを着た小学生)も
いつも気にしていて、情報共有はしていたけど
アパートだし、転勤族だから飼えないという事は変わらなかった。
ふくちゃんとお友達になれる猫がいれば
と
ふと思ってはいたが
現実に現れてしまうと躊躇する
白黒の猫がいいとか、どんな猫がという希望も期待もしていなかった
ましてや
たろはかなり大きくなっていて
餌やりの人に過剰に餌をもらうせいか
すこしふくよかになりはじめていた
尻尾も曲がっていたし、
特別好みだというわけではなかった
すりすりされて、でも外猫からの感染を防ぐために
手袋をしていた。
そうこうしているうちに寒くなってきた
朝の気温を見るたびに
大丈夫だろうか、
この気温は猫にとってどうなんだろうか
と
いつも心配していた。
あるひ、そんな私の体を、ひどいかゆみが襲った。
あの子猫から 疥癬でもうつったんだろうか?
ふくちゃんにうつったらどうしよう
家族にうつったらどうしよう
年末年始の病院が休んでいるころ私の体は発疹と痒みで赤くなっていた。
あたまをすりつけたり体をすりつけたりして挨拶してきた
遠くから見つけて、駆け寄ってくることもあった
向こうから伸びをしながら
きたの~~?という感じで来られると、本当に困ってしまう
飼う覚悟がないのにもかかわらず、
ついついたろのところへ行ってしまう。
餌をやっている人がいるのだし、
可愛がっている人がいるのだし
そんなふうに感じる必要はなかったのかもしれないけれど
責任をかんじていた
子供を孕ませてしまった男みたいな
これだけ情がうつってしまうと
知らん顔したら信頼関係を裏切ることになるという感覚
自分の中の罪悪感
猫相手の 誠実
飼うことに対する覚悟はできていなかった。
でも、どうしても気になってしまっていた。
たろを可愛がっているもう一人の子供(ピンク色のコートを着た小学生)も
いつも気にしていて、情報共有はしていたけど
アパートだし、転勤族だから飼えないという事は変わらなかった。
ふくちゃんとお友達になれる猫がいれば
と
ふと思ってはいたが
現実に現れてしまうと躊躇する
白黒の猫がいいとか、どんな猫がという希望も期待もしていなかった
ましてや
たろはかなり大きくなっていて
餌やりの人に過剰に餌をもらうせいか
すこしふくよかになりはじめていた
尻尾も曲がっていたし、
特別好みだというわけではなかった
すりすりされて、でも外猫からの感染を防ぐために
手袋をしていた。
そうこうしているうちに寒くなってきた
朝の気温を見るたびに
大丈夫だろうか、
この気温は猫にとってどうなんだろうか
と
いつも心配していた。
あるひ、そんな私の体を、ひどいかゆみが襲った。
あの子猫から 疥癬でもうつったんだろうか?
ふくちゃんにうつったらどうしよう
家族にうつったらどうしよう
年末年始の病院が休んでいるころ私の体は発疹と痒みで赤くなっていた。