ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

すべての猫はセラピスト?

2017-03-28 21:28:14 | 読んだ本
幾日か前

家族が深夜に目覚めてしまって

眠れなかったが

猫たちがよりそうようにそっとそばに居たので


嬉しかったらしく

ニコニコして上機嫌だった


なかでも
たろは、ぴったりと体を預けて寝ていたと



たろ。
グッジョブ!

そんな中
ネットサーフィンをしていたら見つけた

「すべての猫はセラピスト」という本

衝動買いしてみた。



セラピードッグに比べ
猫をセラピーキャットとして臨床の場で見ることは殆ど無い

海外の研究実績から言って猫にも
効果は確実にあるようなのだが

犬のような従順さを持たない猫を
訓練し
精神病や認知症などの人々と「安全に引き合わせる」事がなかなか難しいという事なのか


この著者は
セラピーキャット「ヒメ」によって
キャットセラピーが行われている現場や、
「ヒメ」を育てあげた人が出てきて


猫が接することで心が反応する様子が描かれている。


また、東日本大震災における、
立ち入り禁止区域で動物たちがどのような過酷な状況におかれていたかなどについても描かれて居る。

猫という動物の
「野生である程度生きることも、人間との共存も可能な」特殊性にも触れて居る。



猫がヒトの脳にどんな影響を与えるのか、
犬との違いはなにか、
これから、もっと実践とともに科学的に実証されていくと良いなあと思った。

動物と分かちあう人生

2017-02-27 11:14:53 | 読んだ本
送料を無料にするには、もう一冊本を、と探していて
目に飛び込んで来たので買った
エリザベス・オリバーさんの
「動物と分かちあう人生」


読み始めると、面白くて
あっというまに読んでしまう

私は、いい飼い主ではなかったし、
動物保護不毛の地 日本といわれても仕方ないという状況をよく知っている

ここに書かれた悪い飼い主は、私である。
犬をたたいたり、時には蹴ったりした。
いうことを聞かない犬が悪いと思っていた。

散歩にもつれていかなかった。

今は猫を飼っているが、猫が飼えなかった頃は
猫を保護する人たちの気持ちなんてわかろうともしなかったし、

暇で偏執的な考えの持ち主なんじゃないかという偏見で見ているくらいだった

それが、今は猫と暮らしているうちに、生きものへの情がわき
すこしずつ生活の中で学ばされている。

動物に関して。あるいは行政の後進国である日本を、
オブラートに包むことなく
日本語で書いている
日本に住むイギリス人として

この人を変わった人だと
昔の私だったら思っていただろう。



大上段に構えて動物保護について語られた本ではなく、
ごく自然な心に従った結果、こういう行動になり、生き方になったのだろうと思った。