ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

ミニラ再び

2025-02-12 13:22:11 | ネコのヒトビト
ミニラは行方不明になっていた。
庭に新たに来た雄猫 まこっちゃん(茶トラ 玉付き)にロックオンされてしまい 庭に寄り付けなかった。
ちょうど盛りも始まり、
あちこちでミニラの絶叫が聞こえるが、姿を数日見ていなかった。

おそらく、かくれてご飯を食べには来ているだろうが、
あれほどニャーニャー煩かった ミニラがいないと流石に寂しい

その間に、まこっちゃんは庭にどっかり居座り
ミニラとモモさん(黒い長毛猫 メス)がコンビで寝ていた
小屋まで占拠してしまい、
庭のあらゆるところにおいてある外猫用ハウスは
もぬけのからになってしまった
(まこっちゃんにロックオンされてしまうので
他の猫が寄り付けないのである)

今朝、
久しぶりに近所でミニラの声が聞こえた

あちこちで絶叫していたので
生きているだろうとは思っていたが、
やはり食事が今まで通りとれていないからか
かなり痩せていた。

久しぶりに抱きあげてみると、
以前はもうすこし筋肉質だったが
今は肉が痩せてしまって軽い


このまま放っておくか
迷ったのだが、
会えた時しか、チャンスはないので

このまま捕まえて
去勢してもらうことにした。

さけびおたけびのミニラ

2025-01-29 15:42:48 | ネコのヒトビト
庭に来た新しい猫 まこっちゃん
見た目は可愛いチャトラの丸っこい雄猫なんだけど

ほかの猫に対する圧が半端ない
最初は遠慮気味に端っこを利用していたのだが

そのうち、ほかの雄猫(玉付き)を庭から排除しはじめた
その被害にあっているのはミニラである。

最近庭で ミニラを目にする機会がめっきり減った

オスに限らず、
メスでもなんでも追い詰め 庭から排除して追いかけまわし、
うちの庭に近づけないようにしてしまう。

そんなチャトラのまこっちゃん(what's マイケルの作者から拝借)
決して私には懐こうとしない。

ほかの猫にあげた餌を、虎視眈々と狙って、奪ってしまう。
プランターは片っ端から掘り返し、うんこが露出して
暴れ放題である。

ミニラが哀れでしかたなく、
捕獲してしばらく保護しようかと画策したが
こちらも、オスなので
盛りなのか外に出してくれの一点張りで
出したら とたんに まこっちゃんがロックオン状態になってしまい


どこまでも追いかけるまこっちゃんのターミネーターぶりに
震え上がる

近くの住宅街に逃げ込んだミニラの雄叫びだけが、
遠く響き渡り
聞こえてくる

このくそ寒いのに
まこっちゃん1匹のせいで
猫ハウスに近寄れない個体が複数いる。

ミニラは一方、メスを追いかけまわしているという
目撃情報もある

ミニラを放出した時
私のなかでなにかが脱力した


野生の本能を制御してコントロールしようとするほうが
間違っているというか
どこまでも自分が関わるべきなのかどうか
よく考えてみようと思った

一方、
おなじ玉付きにもかかわらず
老猫なため、まったく歯牙にもかからず
無事なジジ(超お爺さん猫。骨しかさわれないような)
めずらしく体を寄せてきたので
撫でていたら
やおら吐き始めた
内容物をみたら
なんとハム 大きなハムの切れ端がでてきた

相当 老猫に見えるので(外猫なので家猫よりは老化して見えるだろうが、とにかくしょぼしょぼ)
いろんな人があちこちでくれる餌にありついて
ここまで生きてきたのだろうが、

それにしてもハム。

家族になったたすけ

2024-12-27 11:16:48 | ネコのヒトビト
たすけはいろんなことがあった
今年の5月末 左脚を股関節から離断して
2階の別室でずっと生活していた
7月ごろだったか、子猫を保護して迎えいれた
子猫の世話をするタスケ

そのあと、
子猫と称した小型のメス猫が保護されてやってきた

怪我したミニラがやってきた
それぞれ、タスケは ちょうどいい距離感でそれらの猫と同室にいたりいなかったり

ゆきちゃんが、タスケと最初に仲良くしてくれたのが印象的だった(その後ゆきちゃんは天国へ)

たすけは、だんだん一階に行くことに恐れを抱かなくなり
どんどん一階にくるようになった。

外を見ながら騒ぎ
外猫にむかって騒ぎ
いろいろにゃあにゃあうるさい
パウチを食い荒らして 外からカミカミして中身を吸い出したり
テーブルの上に上がろうとして、足を滑らして腰を打ったり
外から侵入してきた猫とたたかったり

だんだんなれて、ソファーの上やら
こたつの中やら

他の猫とも添い寝するようになって

餌場(一階の居間)に餌の時間はまっさきに来て
たべるようになり

母のベッドでうとうとしたり

いろいろあって
いまやっと
私のベッドにあがってくるようになった

このこは
可愛いんだけど
噛む。

きのうも眉毛をかまれた
まゆげを噛むってどんなじゃい

里親を探すかどうするか
ずっと迷い悩みながらだったが
とりあえず思いとどまって

半年
やっとたすけは家族になった。



やっとエリカ様が通常の時間に

2024-12-24 09:03:10 | ネコのヒトビト
エリカ様が朝の餌場に現れるようになった。
鳴き声がいつも通り。
餌をもとめて鳴く

ただ
どうしても姿を見せたくないみたいで
物陰にかくれる


物陰にかくれながら
「おなかが減った」と鳴く

その姿をみて、
なんだか
伊奘冉伊弉諾の物語を思い出した

姿を見せたくないのである。
腐ったこの身体を見せれば驚かせる
だから姿を表せない
前の私と違う姿になってしまった
あなたはそれを受け入れられないでしょう

そんなふうに見える
猫にも美醜の感覚があるのだろうか
以前のように堂々と誇り高く、
強い眼差しを一直線にむけてくれた視線は
もう私を捉えることがないんだろうか

それでも、きてくれて嬉しい。
今朝は心があたたまった。
外は寒いけどね。

エリカ様が来ていた

2024-12-22 12:16:43 | ネコのヒトビト
近所のお寺の床下に潜っていったまま
あまり姿を見せなくなったエリカ様のために
了解を得て しばらく捕獲機をかけたり餌をやりにいかせてもらってきたが
どうにも捕まらないので 置き餌もあきらめた

翌朝、
エリカ様が普通に餌場に来ていた。
はじめて間近で顔をみた
やはり右の眼球がえぐれてとれて顔に張り付いている状態だというのは
わかった。
あまりに残酷なので直視できない
一瞬のうちにエリカ様は道をはさんで反対側の通路に逃げていった
捕獲されるのはどうしても嫌のようで
私が声をかけるとまっしぐらに逃げていく

しかし、餌場に現れて食べている姿をみると
以前よりも回復してきたみたいでほっとした

そのあと 餌場からはなれてしばらくしてからまた遠くから覗き込むと
他の猫と一緒にご飯を食べている様子が見えた


エリカ様の一件で知ったのは
同じ餌に来ていた猫たちが どうしたの どうしたの、と
久しぶりに姿を見せたエリカ様にマウントしたり、付き添って歩いたりして
家族や友達の情があるのだということ
いつも一緒に餌場に来ていたルーク(寄り目のキジ白)
黒っぽいキジ猫のジャイ子(鼻が茶色くて野生味のある顔つき。尻尾が太く短く折れ曲がっている。今は体格がいいが、最初に会ったときはガリガリで
「面長の猫って存在するんだ」と驚くくらい顔が長くみえた)
が 気遣っていた。

ルークは、エリカと姉妹のミッシェルと共に外飼いされているようだった

おそらく子供の頃から行動をともにしているから
心配だったのだろう。