むしろ、古いレンズにこそ工場夜景撮影で綺麗な光条が出るものがあると知り、所有する古いレンズを色々試し始めた。
今回はPENTAX K-30(APS-Cサイズ)でマニュアルフォーカス時代~初期のAFレンズで電子接点の付いたものを試してみた。
K-30はKマウントのカメラだが電子接点のないレンズを付けると操作上の制限があってかえって制御が難しいからだ。
まず、PENTAX 純正レンズから。
PENTAX-A ZOOM 70-210mm f4
70mm
210mm
絞り羽根8枚、光条も8本。前回の SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL ほど細長くは無いが、綺麗な光条だ。
PENTAX-F ZOOM 28-80mm f3.5-4.5
28mm
80mm
これも羽根8枚。前回の SIGMA ZOOM 100-300mm f4.5-6.7 DL ほど細長くは無いが、綺麗な光条だ。
Tokina 2本
RMC Tokina 35-105mm f3.5-4.5
35mm
105mm
羽根6枚。6本では物足りない。細く伸びるのではなく先端に向かって太くなる傾向。これも好みではない。
Tokina SZ-X 60-300mm f4-5.6
60mm
300mm
これも羽根6枚。先程のレンズよりさらに先端に向かって太くなる傾向がある。こういう形の光条を好まれる方には良いレンズだろう。
そして、
SIGMA ZOOM-π 35-200mm f4-5.6
35mm
200mm
これは・・・なんとも素晴らしい!!
羽根は7枚で奇数なので倍の14本の光条が出た。前回「奇数の時は倍の本数の少し太い光線で写り」と書いたが、細く長く伸びる光条が現われたのだ。
何ということの無い古いレンズだと思っていたが「光条」という観点から見たらまさしく神レンズである。
更に云うと、35-200mmという焦点距離も広角側も望遠側も工場夜景撮影には必要十分なもので万能だろう。
思わぬ名レンズの誕生である。
※表題写真は同レンズの中間焦点距離で撮影したもの。当時のレンズの電子接点には焦点距離情報が無いため正確な焦点距離は分からない。
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