よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

Yashica-Auto 試写@姫路

2014年12月11日 00時09分50秒 | カメラ・写真

ジャンク品のYashica-Autoを購入。旧型のYashicaflex Cを持っているのでヤシカは2台目だ。
外観の状態はあまり良くなかったが、
1.シャッターが全速度生きていた
2.レンズにカビが無かった
3.フードが付いていた
ことが購入の決め手となった。

レンズは80mm3枚玉のヤシノンで、4枚玉だったYashica-Matの廉価版普及機らしい。
ちなみに Yashicaflex Cは3枚玉のヤシコールだったので似たような描写だろうと思う。


以下、試写画像

1. 三の丸広場からり見た姫路城

二眼レフのフォーマットは正方形で構図に無駄が多くなるが、上下の余裕があり、水平にカメラを構えて建築撮影するにはもってこいかもしれない。

トリミングすればこの通り、アオリ撮影したかのような写真になった。

2. 50m道路から見た姫路城

上下に広い分、左上いっぱいまでビルを入れることにより、広角レンズ並みに遠近感を強調できた。

3. 街角のブロンズ像

絞り開放で撮影。古いレンズはふんわりとボケるが、同心円状に流れた感じになる物が多い。好き嫌いはあろうが、これが現代のレンズには無い「味」である。

4. 大手前公園から見た姫路城

正方形ならではの構図で、空の高さ・広がりが表現できたと思う。ちょっと変わった構図で撮影できるので面白い。
平成の修理が完了したばかりの姫路城大天守が真っ白に輝いている。 

このように、フォーマットが正方形であるがゆえに二眼レフの撮影には違った楽しみがある。
カメラを首から下げて、おなかの少し上にあるファインダーを上から覗くという独特な視点も新鮮であり、そこから創りだされる画像にも趣きがある。
ただし、ペンタプリズムのないファインダー画像は上下が正像ながら左右は逆像にねじれているので、撮影には慣れが必要だ。

撮影者がカメラに合わさねばならないが、その分趣味としての楽しみは増加する。



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