自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

どら焼き三兄弟 パート02

2025-01-13 14:40:37 | 仕事

今日は朝に「とんどさん」が有りました。

空き地に竹を立てて、それに火をつけ、正月のお供物、しめ縄等をお焚き上げしました。

神社の神主さんに来ていただき、祝詞をあげる所を初めて見ました。

いつも寝坊して火が燃え尽きる前くらいに行くので、火をつける前から見たのは初めてでした。

これで、正月も終わって、いつのも生活に戻ります。

と言うことで、「どら焼き三兄弟」の被り物の製作です。

あまりたくさん写真を撮っていなかったのでいきなりこれです。

目玉はピンポン玉、口の部分から覗くので、アルミのパンチングメタルをはめ込みました。

目や口の配置は、頂いたデザインを実物大に拡大して原寸の型紙を起こしました。

それをスタイロフォームに転写して削り出しました。

どら焼きの薄い感じを出したいので、エッジ部分を薄く頭の入る部分をギリギリまで削りました。

これを被ると、

こんな感じです。

かなり薄い感じにできました。

視界も意外なほどよく見えるし、息も苦しく有りません。

口の部分にスモークのアクリル等をはめ込んでも良さそうなのですが、季節によっては、すぐに曇ってしまって見えなくなるんです

なので穴のたくさん空いたアルミ板を使用してみましたが、思ったより視界は良好でした。

被り物は内部に、

ヘルメットのインナーをビス止めしてあるので、派手なアクションしても大丈夫です。

転んで頭が取れると言うことも起きません。

他の2個も製作ですが、在庫のスタイロフォームが無くなったので、発泡スチロールで作りました。

重さや強度はほぼ同じです。

さて、これをどうやって「どら焼き」に仕上げるか?

それは次回に、

続く!

 


どら焼き三兄弟 パート01

2025-01-12 07:46:47 | 仕事

今日は朝から太陽が出ています。

でも寒いですね。

今年も仕事が始まって1週間経ちましたが、我が家は年末年始仕事していたので正月気分が全く有りませんでした。

いつもと同じ月が変わった程度の感覚ですね。

コロナの蔓延から仕事の形態がかなり変わって、建築模型とかイベントの造形物なんかほとんど無くなりました。

その分、別な仕事をチマチマやっています。

電子部品の検査とか加工ですが。

2018年までは色んな仕事があったのですが、コロナ以降はさっぱりですね。

と言っても今、住宅の建築模型の制作依頼が来てますので、それを作らなければなりません。

そんな最中、今日からアップする「被り物」の製作はこちら山陰では有名な「丸京製菓」のキャラクター「どら焼き三兄弟」です。

これですが、完成した被り物の写真です。2018年の写真です。

これは、知り合いの広告代理店からの依頼でした。

このキャラクターは、「丸京製菓」が製造している「どら焼き」です。

「良い子」「悪い子」「普通の子」と言うコンセプトだと思います。

デザインは、これまた知り合いのデザイナーがデザインした物で、そのデザイン画を忠実に再現しました。

いつも問題になるのですが、被った時どこから見える様に穴を開けるかですね。

デザインは変えられないし、大きさも指定されていました。

実物大に型紙を起こして顔に当てがってみると、なんとか口の部分に目の位置を持って来れそうでした。

なので口を覗き穴にすることにしました。

ただ、口の部分をアクリルの様なプラスチックでカバーすると、呼吸の際、息で曇って見えなくなる可能性があるのでどうしようか考えて、パンチングメタルのメッシュ状のアルミ板を使うことにしました。

この被り物をどうやって作ったか?

その工程をアップして行きます。

続く!

 


変な被り物2 パート02

2024-12-27 07:42:15 | 仕事

昨日からアップしている「変な被り物」ですが、こちら地元の漫画家「寺西竜也サン」の依頼で製作しました。

「寺西さん」のお仕事は下のホームページにアクセスして頂ければ分かると思います。

 

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商業漫画の様なお仕事をされています。

そこで宣伝も兼ねて、イベント等で被る「ラッコさんヘルメット」とでも言いましょうか?

製作する事になりました。

このデザインから、被った時の覗き穴をどうするか?

選択肢は有りません。

鼻を覗き穴にしました。

鼻の形に整形したスタイロフォームに塩ビの1ミリ板を熱して押し当てて整形し、細かい穴をたくさん開けて覗き穴にしました。

その鼻から見ると、

こんな感じで見えませんが、目の焦点を変えると、

写真では分かりにくいのですが、実際に肉眼で見るともっとはっきり見えます。

ヘルメットのインナーを取り付け、外側にファーの生地を貼り付けました。

髭はシュリンクチューブで作り、取り付けました。

柔らかいゴムなので尖っていても大丈夫ですが、皆さんにいじられるようですぐへたってきます。

また修復はしますが。

目の形も最初とは少し変えました。

寺西さんから「笑っているわけではないので」と言われたので、ちょっと形状を変えました。

艶ありの黒で塗装して裏面に木のピンを取り付けて本体に差し込んで接着しています。

穴をボツボツ開けた鼻パーツを接着して、

表面に貼ったファー生地はあまり伸び縮みしないのですが、真横のスリットに差し込む様に貼り付け、前後2パーツで貼り付けました。

実際に被ってみると、

こんな感じで口とあごが出ます。

これでいいのです。

納品してから、寺西さんが、あちこちに持って行かれ、被ってお披露目された様です。

結果は好評だった様で、皆さんが被って写真を撮ったり、大変好評だった様です。

その分、やはり髭がへたりました。

頑丈にすると刺さって危険だし、ま〜へたったらまた修理しましょうという事で、修理しました。

その様子はまた次回に。

続く!

 

 


変な被り物2 パート01

2024-12-26 11:45:51 | 仕事

私の知り合いに、「寺西竜也サン」という方がいます。

その方は、企業の生い立ちや、有名人の人生など、商業的な漫画を描かれています。

なので少年漫画雑誌などでは見る事がないのでご存じない方も多いと思います。

その方から、ある日、「被り物」を作って欲しいと言われました。

どんな被り物か?
これなんですが、

この社名の左の「ラッコ」の形の被り物です。

これをもう少し半休型にして、被れる様に作るという物です。

なので、被った本人の口やあごが見える状態ですね。

問題はどこから覗くのか?

被ったら当然前が見えなくなります。

目の位置は左右に離れているし、鼻の部分が一番目に位置に近いので鼻を覗き穴にします。

先ずは形を作ります。

いつものスタイロフォームで、

ホールケーキの様な物を切り出しました。

この丸いスタイロフォームはドーナッツの様に真ん中に穴を開けた状態で貼り合わせています。

人の頭が入るサイズに削ってあります。

中にはヘルメットのインナーを取る付けてあるので、あごひもを締めればお辞儀をしても大丈夫です。

スタイロフォームを削って丸みを出します。

目鼻、髭を作って取り付けます。

鼻は、後で覗き穴の付いた物に交換します。

目はエポキシパテで整形します。

スタイロフォームの隙間は紙粘土を塗って埋めて行きます。

口部分は粘土で造形してあります。

後に、この表面には毛の生えた布を貼り付けますので、表面処理は程々で大丈夫です。

髭です。

これは「シュリンクチューブ」という電線の繋ぎ目等、絶縁するゴムのチューブですが、熱を加えると収縮する物です。

これで柔らかいゴムの髭を作りました。

しかし、この髭、イタズラする人が多く、後に修復する事になります。

とりあえず、製作を進めます。

被り物の表面には、毛皮の様な布を貼り付けます。

これがどんな物になるか?

次回に続く!

 

 


ジオラマの修理 パート02

2024-12-11 07:51:17 | 仕事

昨日、破損したジオラマにをアップしましたが、今日はそのジオラマを修理した画像をアップします。

途中の写真を撮っていなかったので、いきなり完成です。

手前のケースが破損した物で、奥の物が修理したジオラマです。

このジオラマは手前のボタンを押すと、

ボタンに書いてある商品を使ってある所が点滅します。

上の写真は「ノングラス」と言う商品のポイントが光っています。

これは、土壌に設置すると、雑草が生えにくくなると言う物です。

左のボタンは「エコソイル」と言う土壌改良剤を施工した場所が光ります。

「エコソイル」とは、軟弱な地面を強化し、軟弱な地面でも建物や構造物を建てることが出来ると言う物です。

右のボタンは、ゴミ焼却場から出た焼却灰をどうリサイクルされるか、示した物です。

こう言うギミックを組み込んでいます。

こうして何とか修理しました。

あれから何も言われていないので、無事なのだと思います。

この様に、私が製作した物は廃棄されるまでメンテナンスをします。

なので、何かありましたらお気軽に連絡ください。

小さなものから大きな物まで、たいていの物は作れます。

大型の人形から巨大ジオラマ、手のひらに乗る様なオルゴールも以前作りましたね。

プラモはもちろん、ガレージキットでも、買ったは良いけど作れないとか有りましたら格安で製作いたしますのでよろしくお願いします。

と言うところで、ジオラマの修理記事は終わります。

次は何の記事をアップしようかな?