昨年と同様ですが、紫いもである「パープルスィートロード」の苗を植えました。 紫いもが好きで、種苗会社から苗木を購入して今回も植えました。価格は苗木1本100円と、ホームセンターより高いですが、品質が確かな苗を選んでいます。
その苗木に付いていた、案内というか説明書きの紙に、「栗よりうまい十三里半」と言う文字が記入されていました。
「何だ? これ!」っと思いました。
今までに聞いた事はあるのですが、意味が分からない。何だっけ? 栗よりもおいしい芋を言っているようでもあるが、「十三里半」はおかしい。十三里半は昔の単位で表した距離ではないか? そのうえ中途半端に「半」が付いている。キリの良い「十里」とか「十五里」ではだめなの? せめて、「十三里か十四里」にしてくれよ。 そこで、調べてみる事にしました。
どうやら、「十三里半」がさつま芋らしいが、どうして十三里半なのだろう。
気付いた人がいますか、
《 栗(九里)より(四里)うまい十三里半! 》
この言葉は焼き芋屋の看板に由来しているそうです。
江戸時代、京都のとある焼き芋屋さんが、「八里半」という看板を出した。ここのさつま芋は、栗の風味に似ているという評判の芋。それでも、栗に近いが栗ほどでもないと、奥ゆかしくも九里の手前で八里半。
この看板が評判になり、江戸(東京)でも使われるようになりました。
ただし、江戸っ子は粋で勝気。「てやんでぇ、俺んところは八里半よりも上等だ、栗よりもっとうまいんだぞ。」と、小石川の焼き芋屋が八里半ではなく、「十三里芋」という看板を出した。
それが大評判となったために、以降の焼き芋売りの口上は「栗よりうまい十三里半」となったようです。
十三里から、さらに半里増えているのは、「くりより」だけだと、上か下かわからないから、確実に上をいっていることを現すためだとか。江戸っ子はどこまでいっても負けず嫌いのようです。
粋な十三里半、奥ゆかしき八里半。
どちらも美味しい芋ですが、我が家では、栗も芋も栽培しています。食べ比べることもできますよ。私が思うに、栗の方がうまいと思います。なにせ、うちの栗は、20年以上前から、無農薬で有機栽培の栗なのです。
塩飽農園のいもと栗は、「一緒に食べるとめっちゃおいしい! これが本当の十三里」です。
ぼくも栗・芋、両方好きです。食べ比べって、すごく気になる!
ぼくはどっちに軍配をあげるのか・・・。
たまたま、芋の苗の紙に書かれていた、「栗よりうまい十三里半」と言う文字が気になっただけですよ。
秋には、両方とも食べれますので、栗拾いに来てください。たぶん、栗の方に軍配が上がるのでは・・・
お楽しみに!
焼き芋は、秋までお待ち下さい。
じゃがいもなら早いですよ。新じゃがを焼いて食べるのも、おいしいですよ。 もちろん炭火焼きがいいです。