先日、昼前に携帯電話がなり出てみると、
「冷凍ヨモギはありますか?!」と、あわてたように聞かれました。
「1袋なら、確かあったと思いますよ。」って答えると、
「その一袋って、どのくらいありますか? ヨモギ餅はどのくらい付けますか?」って、どんどん質問の嵐です。 とりあえず、取り置きして欲しいと言われて電話は切れました。
いったい何があったんだろうか?と思いましたが、とりあえず取り置きしておくことにしました。
それから数時間後の夕方にまた同じ人から電話があり、
「これから買いに行きますよ!」なんて言われた。
「こちらの場所がわかりますか?」と聞くと、
「カーナビがあるから大丈夫ですよ。今の時間帯なら1時間少々で着くんじゃないですか。」と言われた。
1時間以上も車で来るなんて何事なんだろうかと、ますます謎は深まるばかりです。
結局2時間近くかかって、60歳代のおじさんが到着されました。
到着早々に
「実は、孫の初節句でヨモギ餅を作ってやろうと思い、インターネットで調べて電話したんですよ。」と言われた。
よもぎ餅. 古来、よもぎは「魔除草」と呼ばれ、久しく食されてきました。
昔、三月三日に蓬(よもぎ)餅をお雛様にお供えしたのは、香り高く繁殖力の強いよもぎを餅にして子孫繁栄・無病息災を祈るためだったようです。
女児のすこやかな成長を祈る上巳(じょうし)の節句(桃の節句)にちなんだヨモギ餅を作ってやりたいと思うおじいさんの願いを感じることができました。
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