CASIOPEA'S DIARY

感じたことをそのまま書いています。どうぞ見ていってね。

教育カンセラーを受講して

2013年08月30日 | Weblog
昔、カウンセリング研修会に参加した。初めてなので初級コースを受講した。若い先生方が多かったので自分たちのクラス経営のことや各学校の様子などについていろいろ話し合ったりすることができた。その研修の中で今でも私の心に残っていることがある。それはある研修の講師の方が、「私が教師の皆さんに言いたいことはカウンセリングとはまず、相手の悩み事を聞く、とにかく聞いてうなずいてやるのです。

 どんなことを言ってきても感情的にならないでクライエント(悩みを抱えて相談してくる生徒)の気持ちになって考えてやる。そしてクライエントの言っていることを真剣に聞いてやることなのです。相手が間違ったことを言ってきても決して怒ったり、助言してはだめなのです。

 なぜなら悩み事を抱えている時に助言をしても効果があがらないからです。」と述べられた。このお話を聞いて思ったことは確かにわれわれ教師は生徒の間違った考え方に対してすぐ助言したり説教したりする。当然のことかもしれないが、これは教師と生徒の間での信頼関係ができている時に効果を発揮する。この研修の中でロールプレイングがあった。
これは教師同士で二人ずつペアを作ってひとりが先生役、他方が生徒役になり、生徒役になった教師がある生徒の悩みを考えてその生徒になったつもりでカウンセリングを受け、その内容をテープにとり、後でいろいろな先生方の意見を聞くものであった。

 私もK先生とペアになり、私が先生役、K先生は生徒役になりロールプレイングを始めた。その結果、やはり私は説教の連続であった。例えば、「学校に来たくないんです。」と言ったのに対して「どうして学校に来れないんだ」などと原因を追求することをしてしまった。これはカウンセリングになっていない。この場合、「学校に来たくないんだ。うーん、そうか、それで。」「・・・」この時、沈黙の時間がこの生徒にとって重要らしい。

 ここで生徒が考える時間を持つ。それだけでも生徒にとっては効果があると言う。
教師はなかなかカウンセラーの専門家のようにはいかないと思った。その理由のひとつに時間をたくさんかけるということである。一人のクライエントに半年から多い場合、一年近く時間をかけるというのである。二つ目に秘密主義(クライエントの言ったことは必ず秘密にする)であることだ。もし学校の規則に反していることを生徒が相談してきた場合などは難しいと思う。

 三つ目は教師はひとりで40数人の生徒を受け持っているということである。研修の終わりにこの理由を講師の方に話してどう対処していったらいいかを尋ねた。
その先生は、「そうね。確かに先生方は忙しいからなかなかカウンセリングは難しいと思います。しかし、もし悩みのある生徒が話しかけてきたら真剣になって考えてやることです。とにかく悩みをうちあけてくる場合はそれなりの覚悟が生徒にもあります。こちら側もそれを聞いてやるだけでもいいのです。それと先生方は生徒といる時間が少ない。もしクラス担任をしているのなら生徒と一緒に行動する時間を増やしたらどうですか。」この言葉は今でも忘れられない。

現在、時間が取れるのは休み時間や放課後であり、少ないものである。その中で自分が気になる生徒には何等かの声をかけるようにすればよいと思うのである。
また、生徒の関心のあることについて一緒に行動するのもよいと思う。例えば、その生徒が卓球が好きだったら空いている時間に一緒にプレーするとか遅れている教科学習の補習をするとか一緒に行動することである。そうすれば少しずつ心を開いてくれると思う。
また、口数が少なくても本人の教師に対する考え方も変わると思う。この研修で教育の場では信頼関係がとても大切なことだと思った。

担任をしていると何かが起こるとそれだけで頭がいっぱいになり何もできなくなってしまうこと、自分の勝手な解釈をして生徒に怒ったりしたことなどまさに信頼関係が成り立っていなかったと反省させられる。最後に毎年いろいろな統計で目にすることだが「あなたが悩みを相談するなら誰にうちあけますか」の問いに対して、圧倒的に友達と答えている。
したがって一日の生活の半分を占める学校生活の中で教師は個々の悩みさえわからなくなっているのが現状であろう。確かにひとりで40人以上の生徒を指導するのは大変なことであるが教師と生徒の間に信頼関係ができない限りこの問題は平行線のままである。要はお互いに理解しあうことが一番大切なことなのだろう

ミッシェル・ルグラン

2013年08月21日 | 映画音楽
代表作「華麗なる賭け」「思い出の夏」
   「シェルブールの雨傘」
  
*過去に森山良子と共演して話題になった。

この一曲
映画「おもいでの夏」

この映画の原題は「SUMMER OF '42」。1942年の夏の話。15歳の主人公ハーミーが年上の女性ドロシー(ジェニファー・オニール[写真])とあるきっかけで初体験をして、そして少年の夏は秋に変っていく、という映画です。
女のことで頭がいっぱいな少年の描き方はいかにもアメリカ的なドライな描き方だ。なんといってもこの映画のラストの少年と女性との体験の描写。乾いた映像にミッシェル・ルグランの曲が針のノイズ音と共に重なり、なんともいえない叙情性を出しています。セリフもなく、針のノイズ音だけで10数分ずっと引っ張るその演出はこの映画だけではないでしょうか。

彼は1932年、フランスはパリ生まれ。父はクラシック指揮者のレイモン・ルグラン、姉はスイングル・シンガーズ(ダバダバ・コーラス)の歌手であるクリスチャン・ルグランという恵まれた音楽環境に育った彼は、 11歳~20歳までの間パリの音楽院で学ぶ一方、歌手の伴奏者としてデビュー。1952年にはジャズ・トランペッター、ディジー・ガレスピーの楽団の編曲を手がける。そして1958年、マイルス・デイヴィス/ジョン・コルトレーン/ビル・エヴァンスらビッグ・アーティストを招き、ビッグ・バンド『ルグラン・ジャズ』を吹き込み、ジャズ/ポップス界の双方から大きな注目を浴びた。この作品はルグランの代表作である。

その後、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の仏映画『シェルブールの雨傘』(64年)での音楽で大成功をおさめ、編曲家としての地位を築く。彼のピアノは私たちを永遠に魅了させる。

ボケないようにするには

2013年08月17日 | Weblog


ボケないようにする7つの項目

①散歩をする

②新聞を声に出して読む

③料理を作る

④社会と交わる

⑤電車・バスで出かける

⑥日記をつける

⑦恋をする

つまり、一番ボケになりやすいのは、体を動かさない、頭を使わない、孤独、恋をしない
ということ。いろんなものに興味を持ってそれに向かって行動し、充実した生活をすることが大切なのかもしれませんね。これは、健康でいるためのものでもありそうですね。

睡眠について

2013年08月15日 | Weblog
 皆さんは1日何時間寝ていますか?
あるアメリカの睡眠を研究していた教授が実験したところ、7時間30分の睡眠をした人が長生きをしたという結果でした。単なる実験結果でこれがすべてではありません。これよりも長く睡眠をとったりこれよりも睡眠が短かった人は長生きできないということです。

 また、眠りには深い眠りと浅い眠りがあることは皆さんご存知だと思いますが、そのレム睡眠とノンレム睡眠は、90分間隔でくるということです。眠りから90分の倍数の時間で起きるとすっきり起きられるというのです。私もやってみたのですが、よくわかりません。

 人間は昔から太陽が昇るときに起き、沈む時に寝るという習性があるのか、深く眠れる時間帯があるそうで、それは23:00~翌日の2:00までが深く眠れるそうです。早寝早起きはここから来たのかもしれません。

 ただ、いい睡眠だから長生きするかしないかはだれにもわかっていませんし、健康になれるわけでもありません。寝なくても長生きしている人もいるし、きちんと眠っていても短命の人もいます。あまり眠れないからと心配するには及ばないのです。