28歳主婦「覚醒剤殺人」逮捕された“69歳不動産屋”の素顔と韓国人の愛人
板橋区の主婦(当時28)に大量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、警視庁捜査1課は3月6日、殺人などの疑いで、税理士で不動産会社役員の石原信明容疑者(69)を逮捕した。
***
週刊新潮が接触に成功した容疑者の知人は、次のように振り返る。
「石原容疑者は“不動産会社役員”と報道されていますが、あの人が実際に携わっていた仕事といえば、違法すれすれ、グレーゾーンな案件ばかりでしたよ」
石原容疑者は2011年に渋谷区内で不動産会社「さつきエステート」を設立し、代表取締役に就任している。これを根拠に大手メディアは彼を“不動産会社役員”と報じているようだ。しかし、この知人によると、「さつきエステート」は彼の“本業”ではないという。
「あの人とは、もう15年の付き合いになります。知人の紹介で交友を持つようになりました。税理士の資格を取得したのは還暦前後で、当時は資格を持っていなかった。地上げや占有など、強引なやり方で物件を取得していましたね。彼の“本拠地”は1990年に港区で設立された不動産会社で、自社ビルを持ち、社員は『石原会長』と呼んでいました。私には『社長は別に立てている』と説明していました」(知人)
しかしながら、この港区の会社は登記簿を調べてみても、石原容疑者の名前は出てこない。
「“会長”として君臨していましたが、正式には代表取締役でもなければ、役員でもありません。最初こそ彼が所有する港区の土地を本社所在地としましたが、その後は数年のスパンで都内を転々とさせています。何しろ違法すれすれのビジネスですから、いつ捜査対象になってもおかしくない。警察や税務署からマークされないよう、細心の注意を払っていたのでしょう」(同・知人)
ちなみに「さつきエステート」は、被害者の主婦が殺害された一軒家に登記されている。石原容疑者が都内や神奈川県内に所有する土地や建物は、法人名義と個人名義が入り混じり、素人には全貌が見えにくい。
かつて石原容疑者は知人に、「さる有名企業の本社移転に際し、移転先の一部を占有させた。あれでかなりの利益を上げた」と漏らしたという。後は推して知るべしという“事業内容”だったようだ。
「そういう話を、豪語したり自慢したりという感じではなく、さらりと言うんです。暴力団を筆頭とする反社会的勢力や大物右翼と親交があることを、控え目にほのめかすこともよくありました。その口調から、信憑性があるのかな、と思っていましたし、大物右翼に関しては、たまたま私も面識のある人物でした。そのため、石原容疑者の話が極めてリアルで、ホラを全く吹いていないことを確認していました」(同・知人)
石原容疑者は大言壮語する詐欺師ではなかったということであり、だからこそ闇社会とのつながりも真実だった可能性が高い。知人は「ですから、あの人が覚醒剤を入手するのは、それこそ簡単なことだったのではないでしょうか」と指摘する。
「それでも成金趣味とは無縁で、普通の会社経営者という一面もありました。車は好きみたいで、高級外車を3台所有していましたが、これは特別。普段の金銭感覚は、一般の人と変わりません。服も時計も普通のもの。酒は嫌いではないですが、酒豪というわけでもありません。私におごってくれる時でも、メニューを見ながら『これは安いな』と呟くことも珍しくありませんでした」
韓国人やロシア人の女性と交際
覚醒剤は入手可能だと考えていても、“日本人”の女性を死に至らしめたことに、知人は強い衝撃を受けたという。
「あの人は口を開けば、カネか女性の話しかしません。筋金入りの“女好き”であることは間違いないのですが、私の知る限り、執着していたのは若くて美人の“外国人女性”でした。あの人と私が知りあった頃、彼には奥さんも子供もいました。ところが、“会長”として君臨していた不動産会社で、20代前半くらいの韓国人留学生に秘書的な仕事をさせていて、その子を愛人にしていたんです。生活費も学費も、一切合切を負担していたと聞いています」
石原容疑者と、その韓国人女性は、なんと主婦の殺害現場となった住宅で、同棲していたこともあったという。
「奥さんと離婚し、いよいよ韓国人女性と結婚しようとしたのですが、土壇場でフラれてしまったそうです。それでも懲りずに、6、7年前には、わざわざロシアに飛び、若い美女を見つけて帰国しました。そのロシア人女性とは、『横浜市内にある一戸建てに住まわせている』と教えてくれましたね。最後に会ったのは3、4年前ですが、その時もロシア人の美女がずらりと並んでいるアルバムを私に見せて、『彼女たちと見合いみたいなことをするんだ』と言っていました。私の知る限り、石原容疑者の好みは、若くてスタイルが抜群の美人です。キュートなタイプではなく、正当派の美女です」
石原容疑者は知人に、「外国人女性は日本語を喋らなくてもかまわないが、英語は通じないと困る」と漏らしていたという。英語でのコミュニケーションには苦労しなかったことが垣間見える。
ところが、石原容疑者が死に至らしめた女性は、外国人ではなく、意外にも日本人だった。この報道に知人が振り返るには、
「確かに女性が大好きでした。私に平然と『女性との身体の相性』について語るような男ですよ。ただし、日本人の女性と付き合っている、なんて話は聞いたことがありません。私が会わなかった3、4年の間に、一体何があったのか。また、覚醒剤が『致死量の100倍』という報道にも驚きました。致死量が0.5グラムから1グラムほどと報じられていますから、最低でも50グラムとか100グラム、はたまた200グラムという量です。メディアの『日本酒に入れた』という報道も、まだ私は信じられません」
例えば、おなじみの「味の素」だが、多くの人がスーパーで見る瓶は70グラム入りだ。あれだけの量でも、酒に溶かすのは、確かに大変な作業だろう。
各紙の報道によると、現在のところ石原容疑者は容疑を否認しているという。今後の取り調べや裏付け捜査で、どのような事実が明らかになるのだろうか。
板橋区の主婦(当時28)に大量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、警視庁捜査1課は3月6日、殺人などの疑いで、税理士で不動産会社役員の石原信明容疑者(69)を逮捕した。
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週刊新潮が接触に成功した容疑者の知人は、次のように振り返る。
「石原容疑者は“不動産会社役員”と報道されていますが、あの人が実際に携わっていた仕事といえば、違法すれすれ、グレーゾーンな案件ばかりでしたよ」
石原容疑者は2011年に渋谷区内で不動産会社「さつきエステート」を設立し、代表取締役に就任している。これを根拠に大手メディアは彼を“不動産会社役員”と報じているようだ。しかし、この知人によると、「さつきエステート」は彼の“本業”ではないという。
「あの人とは、もう15年の付き合いになります。知人の紹介で交友を持つようになりました。税理士の資格を取得したのは還暦前後で、当時は資格を持っていなかった。地上げや占有など、強引なやり方で物件を取得していましたね。彼の“本拠地”は1990年に港区で設立された不動産会社で、自社ビルを持ち、社員は『石原会長』と呼んでいました。私には『社長は別に立てている』と説明していました」(知人)
しかしながら、この港区の会社は登記簿を調べてみても、石原容疑者の名前は出てこない。
「“会長”として君臨していましたが、正式には代表取締役でもなければ、役員でもありません。最初こそ彼が所有する港区の土地を本社所在地としましたが、その後は数年のスパンで都内を転々とさせています。何しろ違法すれすれのビジネスですから、いつ捜査対象になってもおかしくない。警察や税務署からマークされないよう、細心の注意を払っていたのでしょう」(同・知人)
ちなみに「さつきエステート」は、被害者の主婦が殺害された一軒家に登記されている。石原容疑者が都内や神奈川県内に所有する土地や建物は、法人名義と個人名義が入り混じり、素人には全貌が見えにくい。
かつて石原容疑者は知人に、「さる有名企業の本社移転に際し、移転先の一部を占有させた。あれでかなりの利益を上げた」と漏らしたという。後は推して知るべしという“事業内容”だったようだ。
「そういう話を、豪語したり自慢したりという感じではなく、さらりと言うんです。暴力団を筆頭とする反社会的勢力や大物右翼と親交があることを、控え目にほのめかすこともよくありました。その口調から、信憑性があるのかな、と思っていましたし、大物右翼に関しては、たまたま私も面識のある人物でした。そのため、石原容疑者の話が極めてリアルで、ホラを全く吹いていないことを確認していました」(同・知人)
石原容疑者は大言壮語する詐欺師ではなかったということであり、だからこそ闇社会とのつながりも真実だった可能性が高い。知人は「ですから、あの人が覚醒剤を入手するのは、それこそ簡単なことだったのではないでしょうか」と指摘する。
「それでも成金趣味とは無縁で、普通の会社経営者という一面もありました。車は好きみたいで、高級外車を3台所有していましたが、これは特別。普段の金銭感覚は、一般の人と変わりません。服も時計も普通のもの。酒は嫌いではないですが、酒豪というわけでもありません。私におごってくれる時でも、メニューを見ながら『これは安いな』と呟くことも珍しくありませんでした」
韓国人やロシア人の女性と交際
覚醒剤は入手可能だと考えていても、“日本人”の女性を死に至らしめたことに、知人は強い衝撃を受けたという。
「あの人は口を開けば、カネか女性の話しかしません。筋金入りの“女好き”であることは間違いないのですが、私の知る限り、執着していたのは若くて美人の“外国人女性”でした。あの人と私が知りあった頃、彼には奥さんも子供もいました。ところが、“会長”として君臨していた不動産会社で、20代前半くらいの韓国人留学生に秘書的な仕事をさせていて、その子を愛人にしていたんです。生活費も学費も、一切合切を負担していたと聞いています」
石原容疑者と、その韓国人女性は、なんと主婦の殺害現場となった住宅で、同棲していたこともあったという。
「奥さんと離婚し、いよいよ韓国人女性と結婚しようとしたのですが、土壇場でフラれてしまったそうです。それでも懲りずに、6、7年前には、わざわざロシアに飛び、若い美女を見つけて帰国しました。そのロシア人女性とは、『横浜市内にある一戸建てに住まわせている』と教えてくれましたね。最後に会ったのは3、4年前ですが、その時もロシア人の美女がずらりと並んでいるアルバムを私に見せて、『彼女たちと見合いみたいなことをするんだ』と言っていました。私の知る限り、石原容疑者の好みは、若くてスタイルが抜群の美人です。キュートなタイプではなく、正当派の美女です」
石原容疑者は知人に、「外国人女性は日本語を喋らなくてもかまわないが、英語は通じないと困る」と漏らしていたという。英語でのコミュニケーションには苦労しなかったことが垣間見える。
ところが、石原容疑者が死に至らしめた女性は、外国人ではなく、意外にも日本人だった。この報道に知人が振り返るには、
「確かに女性が大好きでした。私に平然と『女性との身体の相性』について語るような男ですよ。ただし、日本人の女性と付き合っている、なんて話は聞いたことがありません。私が会わなかった3、4年の間に、一体何があったのか。また、覚醒剤が『致死量の100倍』という報道にも驚きました。致死量が0.5グラムから1グラムほどと報じられていますから、最低でも50グラムとか100グラム、はたまた200グラムという量です。メディアの『日本酒に入れた』という報道も、まだ私は信じられません」
例えば、おなじみの「味の素」だが、多くの人がスーパーで見る瓶は70グラム入りだ。あれだけの量でも、酒に溶かすのは、確かに大変な作業だろう。
各紙の報道によると、現在のところ石原容疑者は容疑を否認しているという。今後の取り調べや裏付け捜査で、どのような事実が明らかになるのだろうか。