『現代農業』の農文協の方が我が事務所に現れる。
新しい農業に挑戦している二人の青年に会うためだ。
横で聞いていると盛り上がっている。
「田んぼの畔にソーラーパネルを」
傾斜があり、広い中山間の畔は適している。
草対策にもなる。
茂木健一郎が「挑戦する脳」で書いている。
脳の働きを一言で表せば、「学習」するこということである。
脳は、決して完成しない。
完成型がないからこそ、人生の楽しみがある。
人間は、変わることに最大の喜びを感じる存在である。
それでいて、変わることは不安で時に恐ろしいこともある。
しかし、学習の本体は、実は「挑戦」である。
私たちは困難な時代に生きている。
簡単な処方箋のない困難の中にあることを認めている。
難しさの本質は、未来が、容易に見渡せない事実の中にある。
「失われた10年」が「失われた20年」に及ぼうとして鈍感だった
「ゆでガエル」たちも、そろそろ気づき始めた。
自分たちの内面を、じっと見つめている。
見つめるだけでなく、何らかの行動をしたいと思っている。
誰の胸の中も、何だかざわざわし始めた。
「みんなに合わせろ」という同化圧力が高い社会の中で、いかに「非典型的な」脳が、
自らの落ち着き場所を見つけるか。
脳が、逆境に立ち向かうことから「創造性」を引き出すか。
魂の危機(エマージェンシー)が文化の創造に通じるその道を、描き出してみたい。
3人の会話を聞いていて脳を農に置きかえれると。
今、若者の中で「私は、今、何かをしたい」が行動となっている。
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