土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

鳥類の縄張り

2023-07-12 | フォト・エッセイ
往馬大社近く、7月上旬のことである。烏が奇怪な声を上げて二階家の脇を急降下した。これを繰り返したのでよく見ると、その二階家の屋根の上に3羽の鳥がいる。樹木越しだし目が悪いのでよく見えないが、やはり黒っぽくて烏ぐらい。並んでいる2羽は若鳥のようだ。
そこで推測だが、鷹(あるいは隼)が巣立ち学習中なのではないか。鷹は烏ぐらいのものでも烏を鷲掴みして食べるから、烏が騒ぎ立てて追っ払おうとしてるのだろう。鷹らしきのは悠然としていた。群れで来ないと怖くないのだ。

写真はこの話とは関係なく、枯れた大木に蔦が纏わりついたものに何かが止まっているところ。威張っている鳥はこういうてっぺん、電柱の上、棟の端などに止まって周りを睥睨している。鵙(モズ)や磯鵯(イソヒヨドリ)も見晴らしの良いところに止まる。単独のときに威張っている。食物を見張り、雄として威張り、縄張りを主張するのだろう。

比べると雀や椋鳥なんぞは一匹で目立つところに止まっていることはあまりない。群れで警戒している。烏も、鷹や隼がいないと王者だから威張っているが、無防備な地に降り立つときや、ねぐらでは大群をなしている。

生物の世界が弱肉強食ということはわかっているが、身近で親しみの持てる鳥類はどのようにして身を守り生き残っているのか、近年とても気になる。他でも書いたが、例えばカイツブリは池に浮いた巣の卵や雛をどうやって守っているのだろう。雛については一つの答えがあった。
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