土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

五右衛門風呂

2017-10-13 | 随想
・・・ゲス板という丸い木の板を用いる。一番風呂の人はそれに乗って両足で沈め、その切り込みを釜の突起と合わせて押し込む。それから回転させて浮き上がらないようにひねる。失敗すると板は浮き上がり、足はあっちっち。冬などは浸かっているうちに、冷めてくるので、できれば風呂の外の人に追い炊きを頼みたい。風呂から大きな声を出すのはいやだから、尋ねに来てもらいたい。「兄ちゃん、加減どう?」 . . . 本文を読む
コメント