土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

豆腐

2021-12-30 | 短詩
短歌 . . . 本文を読む
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メモリー

2019-01-10 | 短詩
目覚めどき見当識を失ひて捨てきし町を早送りする・・・サリサリとブレーキかけつつ降りゆく赤錆色の記憶の坂を . . . 本文を読む
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すっとこ・どっこい

2019-01-09 | 短詩
灌木の鋭き棘をかわしつつ裸足で駆けしホモ・サピエンス・・・・・クセのある枯れ木にまぎれ逃れたがチキショ木のまま戻らぬ手足 . . . 本文を読む
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2018-05-07 | 短詩
水七首 「西域のバッタをこぼす法隆寺」 . . . 本文を読む
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泉 正子 歌集

2017-04-26 | 短詩
私の生家の家族はすでにすべて亡くなった。その浮沈の家族史は重くて書き記す気は無い。ただ父が母、泉正子の短歌をまとめている。今回鎮魂の意を籠め、それを自分のブログに含めて残しておく。 収録できたうちでは、次のようなものが私の好みである。全般にとても自省的な歌と感じる: * ゆきのした繁るを憎みひきをればゆきのしたの花を訪い来る蜂あり * 我等心通わぬものを水がめに金魚入れつつ涙ぐみゐぬ * もんぺをつけし幼な女よわが嫁は戦の日をかく育ちしか * 発言の多すぎたりしと帰り来てひとり思ふに悔いのみ多し * 鼻の上に皺を作りてわれに笑む細きうなじの入院の孫 * 新婚の記念にもらいし掛図絵の尉に似てきし夫の口もと この他に朝日歌壇、おそらくは前川佐美雄氏の選による、作が数種程度あるはずだが、今回は発見できなかった。 . . . 本文を読む
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屈折 REFRACTION

2015-11-06 | 短詩
一斉にこちら振り向く男たち真っ青な川顔に流して   Suddenly all the men look back at me, with blue rivers running on their visages . . . 本文を読む
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楽観的遠近法 (10句)

2015-07-25 | 短詩
◎ 蜂生れる景色睨んで逆さまに  ◎ アフリカの樹を揺さぶって星を採る . . . 本文を読む
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垂線 (五首)

2014-12-25 | 短詩
石室の天に描かれた星辰のまたも一つが土へ墜ちゆく・ 朝冷えを覚える時節石に出て世代を終える虫が陽を浴ぶ・ 暗がりを滴り落ちる一筋の水の果てなる暗緑星雲・ グリースの染みたる床を踏みしめて独りごちつつ真金を削る・ うらがえりまたうらがえり葉一枚夕空高く吹かれていたり . . . 本文を読む
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蛇 (五句)

2014-12-12 | 短詩
地を這へば黄金に光る河となる . . . 本文を読む
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Motions in the dark (五首)

2014-10-26 | 短詩
仰ぎ見る時計の塔は毀たれて羽撃く音が頭蓋をめぐる・・・Gothic 短歌、 群像のストップ・モーション銀変し崩れおちつつ再び走る・・・Cyber 短歌 . . . 本文を読む
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黙示録 (九首)

2014-07-26 | 短詩
人類の記憶の底に錆付いた赤き灯のもと車列が過ぎる ☆ 水牛の浮上してくる頭頂部爾来離れぬ泥の眩暈 . . . 本文を読む
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裸足の童子 (七首)

2014-07-04 | 短詩
押し寄せる高圧線をかいくぐり影踏む遊び草野の果てへ ☆ 色黒き小さきあめ玉握りしめ異界の花に吸い込まれるよ . . . 本文を読む
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定型短詩英訳の試み: Translations of my short poems, 3 HAIKUs + 1 TANKA.

2014-06-22 | 短詩
☆ Trying and trying to pick up a white pebble, unable. ☆ Smoke rising up from the rims of my nape and shoes, I begin to shrink in the middle of a vacant square. . . . 本文を読む
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木の葉 (18句)

2014-05-20 | 短詩
たまさかの風が一刷毛(はけ)甕の水 ☆ 夜ふけて飛ぶものに満つ博物館 ☆ 狐火の消えたる辺ににほひして . . . 本文を読む
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天動説・地動説 (九句+九句)

2014-03-25 | 短詩
☆白雲と犀は動かず地動説 ☆土掘って確かめている天動説 . . . 本文を読む
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