土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

郷里を越えて生野銀山へ

2015-07-29 | フォト・エッセイ
新井(ニイ)から生野の間で、ディーゼルの喘ぎがひどくなり速度がぐっと落ちる。急勾配なのだ。かっては三重連の蒸気機関車が走ったという。新井の川は円山川となって豊岡市、城崎温泉を経て日本海に注ぐ。一方生野の川は市川として姫路から瀬戸内海に注いでいる。生野の近辺が中国山脈脊梁横断の場所ということになるのだろう。 . . . 本文を読む
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アイロニカルな遠近法 (10句)

2015-07-25 | フォト・エッセイ
懐中のマナーモードが身を焦がす ◎ 一息に川を描いて立てかける ◎ 火花散る皿の滑落勝鬨橋 . . . 本文を読む
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楽観的遠近法 (10句)

2015-07-25 | 短詩
◎ 蜂生れる景色睨んで逆さまに  ◎ アフリカの樹を揺さぶって星を採る . . . 本文を読む
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曾根毅句集『花修』寸感

2015-07-12 | 随想
「萍や死者の耳から遠ざかり」 「萍や」は、俳句人のように意味を切り離して読むと上品になるが、「遠ざかる」の主語と見たほうがヴィジュアルに美しい。 . . . 本文を読む
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ごみ鯰

2015-07-07 | 随想
網ですくい上げたナマズは、おびただしいちぎれた藻や田から流れた浮草などの芥の中でぬらぬら動いている。・・・川の生物多様性の復活には、底の泥や砂も必要ではないのか。 . . . 本文を読む
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