土塊も襤褸も空へ昇り行く:北村虻曳

随想・定型短詩(短歌・俳句・川柳)・写真
2013/11/11開設

清滝越

2016-03-04 | 随想
<清滝越> 上の写真は深野池の長けた蒲と葦
今日(2016年3月4日)は晴れて温暖だから少し遠出をした。大阪へ自転車で出るのは、坂道で疲れるか、自動車の危険があるので控えていたのだが、最近まずまずのコースができた。

生駒を西北に出て清滝街道163号線に出るのである。以前は飯盛霊園のところから狭くて歩道がない上、車が多いので諦めていた。2014年に新しい清滝第二トンネルが開通したので、旧道を通る車が激減したのである。
これも途中で複雑な方向転換して新道のトンネルに入ることになる。(旧道の大阪寄りは2輪禁止のようだ。)この複雑なアプローチも、いま工事中なのでもうすぐ改善されるであろう。西行の清滝第一トンネルの縁に歩道が付いている。トンネル長1110m。しかし自動車の轟音がなかなかのもの。トンネル東の田原の平地が標高約140m、最高点はトンネル東入口の197m、深野池で約5mだからとてもなだらかな道といえる。トンネル内は一様に大阪側へ下っているのでスピードが出るが、点灯し路面や歩行者などに目を凝らしていないと危険である。
大阪側に降りてからはおおむね清滝川沿いに走って予想通り深野池(ふこのいけ)に出た。(この池については以前にこのブログに書いている。)東生駒からここまで1時間、とても早い。


写真は深野池の春を待つ柳
しかし難儀なのは大阪からの帰りの、なだらかとはいえ長い登りである。汗をかいての歩きっぱなしとなった。かくて帰りは1時間半。ここが本格スポーツ・バイシクルの人にとっても大変なことは、数あるブログを見れば分かる。

自転車による生駒越の道としては、十三峠や暗峠があるが、短いだけに急坂でトレーニング向き。暗峠の大阪側は特に大変、自転車では下ることさえ怖そうだ。ブレーキも焼ける。僕は無条件パス。
長いトンネルと長い坂を避けるなら、磐船神社から私市に抜ける道があるが、鮎返しの滝のトンネルの私市側が歩道がなくて狭くとても危険である。そして到着が交野、寝屋川、枚方などとなる。
あるいは王寺から国分へ抜ける最も平坦な道もあるが、生駒からは回り道でとても長く、安全なルートは大和川の両岸、南側の国道25号線と北側の細い道、を使い分けるのでとても難しい。

追記:旧道の生駒側から新道脇の歩道に入るややこしい経路は、kentaxさんのブログの追記の地図に依るといい。(僕は生駒側からだから矢印は逆になる。)このブログにあるように、僕も道が無くなって引き返したことがある。近年の工事でどうにか通れるようになったのだろう。まだ工事が続いているのでもっと通りやすくなるかもしれない。今は頭の激しい振動を医者に止められているので自転車に乗れない。なんとも味気ない。(2017-06-09)

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1 コメント

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清滝峠 (kentax)
2018-03-06 09:37:16
私のブログへのコメントありがとうございます。
清滝トンネルは、この時初めて通りましたが、それ以降は峠を通るようにしてきました。生駒側からもトンネルより峠の方が安全かと思います。
峠道の二輪禁止は、エンジン付きの自動二輪車のことで、自転車は特に禁止されていないと思います。
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