それでも・・

ここに日々の全てを記す

東北へ5

2011-10-09 08:51:59 | 
若干ダークな気分になったのが
この後、

残念なことに
俺自身が普通に陽な気分だけ持って
ここまで生きてこれていれば
こうして一人で旅なんか出来るわけも無く

日々会社というものに縛られて
あくせく働いていたことだろう、

そう思えばこの生活が出来ていることは
ある意味幸せではあるんだが
それと相まって
俺の俺である由縁ってものは
決して消えることは無く、

やっぱり旅が始まって暫くしてから
身体の
においの
反応が、相変わらず出ている感じで

そもそも野郎の中年一人、
格好も微妙なもんだから
こんな事を言っては失礼かもしれないが
田舎の人からすれば
異質な人に見えるだろうね、

平日に仕事もせずに、とか
もちろん、身体のことでも嫌がられ、

これを感じてしまうと
俺は行動力が途端に鈍くなり
まともな動きにはならなくなる、

ここ入道崎へ着いた時も
もっと方法はあったと思う、

男鹿温泉ってのがそばにあって
検索したら一軒だけ店が開いていた、
でも、駐車場がないんだな、
どっかてきとうに停めて
入って飯食えば良かったんだよね、

名物が出てくるのも判ってた、
色々店の外に書いてあったから

でも、結局入れなかった。

もっとその気になれば
温泉宿に交渉して一晩飛込みで泊めてもらっても
よかったんだよね、

でもそれも出来なかった


結局、入道崎には着いたが
誰もいない真っ暗な岬

灯台の明かりだけが
辺りを照らしていた、

俺はその位では何とも思わないので
普通に車を停めて
寝る準備をして
寝に入ったんだ、

おにぎり一個しかないから
多分あきたこまちであろう
焼おにぎりはとても美味しかった。

で、凸凹のマットで寝たんだけど

3時間、
暗くなって早い時間でやることが無くなって寝ているので
目が覚めてもまだ深夜なんだよね、

外が凄いことになっていた、

来た時も風はそこそこ吹いてはいたが
まさかの
暴風、雷、警報だった。

雨音と風の音で目が覚めたからね

このとき、本気で俺このまま死んじゃうのか?
と思ったね、

普段なら大体俺が泊まる場所って
周りで誰か泊まってたりするんだけど
この日に関しては本当に誰もいなかった、
間違いなく皆ヤバイって思ったから
非難してたんだろうね、

ここ、人っ子ひとり居なかったんだ

風で車は揺れてるし
数十メートルで日本海だし
波はざっぱんざっぱんだし
雨は滝雨
雷も近くで鳴ってるし

仕方ないから少なくとも風だけでも避けれる場所へって
海のそばから離れて
ちょっと内陸側に入って
朝が来るまで時間を過ごして
朝になって再び岬に戻って

写真だけさっさと撮って移動することにした。






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