☆平成26年1月10日(金)
【本年最初の稽古 中百舌鳥道場では】
・今週の水曜日、中百舌鳥道場での稽古は始めの40分は
カナダ人の練習生とマンツーマンで合気道の歴史から鴻心館の
練習の過程などを説明しました。途中から一人練習生が参加し
ましたが、この練習生は英語堪能で私の説明不足を完璧に補っ
てくれました。ちょうどその外国人練習生に話した事は鴻心館
合気道の紹介にもなることなので少し概要を以下にまとめてみます。
― 入門時~1級 ―(第一段階)
技の形を知り、型の形を知り、技を身につけるべく練習し
出来た技を練磨する期間、つまり技の創出期。
― 初段 ~ 弐段―(第二段階)
合気道の四大原則を基本としながらも鴻心館合気道
の練習課題(道場外秘)に取り組む期間
― 参段~四段 ―(第三段階)
合気道の四大原則を一身上にunitedし、その結果を踏まえて
合気技を使う時期
第一段階は、PCで例えて説明すれば、キーボート、ディスプレイを揃え
マウスを買ってのようにハード機器をそろえ接続する段階
第二段階は、ブートを行う。OSをロードする段階。
第三段階は、OSがコンピューター上にのっているのでユーザープログラムを
入れて使用する段階
OSに当たるのが四大原則であり、ユーザープログラムに当たるのが各合気技術
だと考えてもらえば分かると思います。
こんな感じに合気道修行を例えることができると思いますが、
昨日の稽古でそういう流れを説明しました。
カナダの練習生に実際に呼吸投げを私が行い、受けをとってもらいましたが
この時は、実際受けをとるようには言わず絶対に倒されないように、ストロング
ホールドといって徹底的に抵抗してもらいました。
結果的に加減はしましたが呼吸投げの結果、その練習生は後ろ受け身をとらざる
を得ない状態で倒れてしまいました。
立ち技はこれ一回のみで、次の説明にはいりました。
(倒れた練習生に説明)合気道は、この様に何故倒されたのか、いつ倒されたのかが
わからないのが本当なので、だから受け身ができないと、私も本気で投げれない
のです。というような意味のことを教え、受けは大事であり、今の緑帯時期(その練習生)
に後ろ受け身はしっかりとやっておかないとダメですよと・・・ザーッと説明すれば
このような次第です。
続きはまだありましたが、こうした感じて初練習を終えました。
【百練自得(ひゃくれんじとく)】
第一段階の技を創るという考え方、鴻心館合気道においては
どのように考えているか大ざっぱに踏み込んで述べみます。
技を身に付けるということ、創ることは、言うは易しで、実際は殆どの
場合は出来ていないことの方が圧倒的に多いものです。
誰が始めに述べた言葉かは定かではありませんが、「百練自得」という
言葉が武道の世界にはあります。
いろんな解釈があると思いますが、ある技(型でも良い)を身に付ける場合
先生から教わってから、その技を身に付けるまでの過程の重要性を説い
た言葉だと私は確信しています。
同じ技を百回(千回、万回)反復すれば自然に技が身につきます。という単純な教えでは絶対に
なくて、その過程いかんによって技が身についたり、身につかなかったりする場合もある
ことを含めたうえでの言葉、つまり技を身につけるまでの過程性、それを説いたものです。
技(=型)が身に着いたか、その一つの目安として、それは、技or型の最初から最後まで連続
しているかということです。
第一段階はレベルが低いとか、すぐに出来るとかの安易な考えをもっていると
5年しても10年たってもダメです。それは武術以外の身近な例で置き換えてみれ
ばよくわかります。武術以外にでも何かが出来るようにする事がいかに大変な
ことだということで考えればわかります。
【本年最初の稽古 中百舌鳥道場では】
・今週の水曜日、中百舌鳥道場での稽古は始めの40分は
カナダ人の練習生とマンツーマンで合気道の歴史から鴻心館の
練習の過程などを説明しました。途中から一人練習生が参加し
ましたが、この練習生は英語堪能で私の説明不足を完璧に補っ
てくれました。ちょうどその外国人練習生に話した事は鴻心館
合気道の紹介にもなることなので少し概要を以下にまとめてみます。
― 入門時~1級 ―(第一段階)
技の形を知り、型の形を知り、技を身につけるべく練習し
出来た技を練磨する期間、つまり技の創出期。
― 初段 ~ 弐段―(第二段階)
合気道の四大原則を基本としながらも鴻心館合気道
の練習課題(道場外秘)に取り組む期間
― 参段~四段 ―(第三段階)
合気道の四大原則を一身上にunitedし、その結果を踏まえて
合気技を使う時期
第一段階は、PCで例えて説明すれば、キーボート、ディスプレイを揃え
マウスを買ってのようにハード機器をそろえ接続する段階
第二段階は、ブートを行う。OSをロードする段階。
第三段階は、OSがコンピューター上にのっているのでユーザープログラムを
入れて使用する段階
OSに当たるのが四大原則であり、ユーザープログラムに当たるのが各合気技術
だと考えてもらえば分かると思います。
こんな感じに合気道修行を例えることができると思いますが、
昨日の稽古でそういう流れを説明しました。
カナダの練習生に実際に呼吸投げを私が行い、受けをとってもらいましたが
この時は、実際受けをとるようには言わず絶対に倒されないように、ストロング
ホールドといって徹底的に抵抗してもらいました。
結果的に加減はしましたが呼吸投げの結果、その練習生は後ろ受け身をとらざる
を得ない状態で倒れてしまいました。
立ち技はこれ一回のみで、次の説明にはいりました。
(倒れた練習生に説明)合気道は、この様に何故倒されたのか、いつ倒されたのかが
わからないのが本当なので、だから受け身ができないと、私も本気で投げれない
のです。というような意味のことを教え、受けは大事であり、今の緑帯時期(その練習生)
に後ろ受け身はしっかりとやっておかないとダメですよと・・・ザーッと説明すれば
このような次第です。
続きはまだありましたが、こうした感じて初練習を終えました。
【百練自得(ひゃくれんじとく)】
第一段階の技を創るという考え方、鴻心館合気道においては
どのように考えているか大ざっぱに踏み込んで述べみます。
技を身に付けるということ、創ることは、言うは易しで、実際は殆どの
場合は出来ていないことの方が圧倒的に多いものです。
誰が始めに述べた言葉かは定かではありませんが、「百練自得」という
言葉が武道の世界にはあります。
いろんな解釈があると思いますが、ある技(型でも良い)を身に付ける場合
先生から教わってから、その技を身に付けるまでの過程の重要性を説い
た言葉だと私は確信しています。
同じ技を百回(千回、万回)反復すれば自然に技が身につきます。という単純な教えでは絶対に
なくて、その過程いかんによって技が身についたり、身につかなかったりする場合もある
ことを含めたうえでの言葉、つまり技を身につけるまでの過程性、それを説いたものです。
技(=型)が身に着いたか、その一つの目安として、それは、技or型の最初から最後まで連続
しているかということです。
第一段階はレベルが低いとか、すぐに出来るとかの安易な考えをもっていると
5年しても10年たってもダメです。それは武術以外の身近な例で置き換えてみれ
ばよくわかります。武術以外にでも何かが出来るようにする事がいかに大変な
ことだということで考えればわかります。