合気道をわかりやすく説明していきます。
合気道の技って使えるの?
というのが今回のテーマです。
技はそのままでは100%使えません。
それは空手でも居合でも拳法でも医療でも教育でも同じです。
武術の技を使うことを詳しく説明していきますと
医療行為と比較してみれば超わかりやすいです。
予防接種を幼児にする場合
その子が手足をバタバタさせて暴れていたら
絶対に医者は注射針をその子の腕に刺しません。
注射をうつという医療行為、これ自体が「技」と考えましょう。
注射するという技を使えるのは、じっと大人しく
腕を出すひとに向けてだけです。
どうしてか?
技は相手がじっとしていないと使えないからです。
ここで
武術の技もそうだったのか?
と思えた方は当ブログをここから読む必要はありません。
いやいや相手がじっとしていないから
武術の技を使う際にはスピードやタイミングが大事なんじゃないか?
という質問があるはずです。
もっともですが、
こういう質問を受けたことは多々あります。
しかしそういう人は武術の素人的な方ばかりです。
スポーツは少し違います。(本質が異なる)
技を出し合い、試しあい、競い合う。それが本質です。
しかし武術の場合、
相手がサスペンションがきいているのに
技を出せばどうなるか本能的にわかるとおもいます。
そうなんです。
自分も傷つきますし、最悪お互いに死にます。
お医者さんが注射をするのには
患者さんをじっとさせるというテクニックはまずは必要ありません。
しかし
武術の場合は相手はじっとして技
(槍で刺す、刀で斬り付ける、突きや投げ技)を出させてくれない。
ではどうするか?
しばらく(0秒~1秒未満)の間じっとさせるという戦術をとります。
この瞬間を⇒不動の金縛りの術(ふどうのかなしばり) とも言います。
そんなことは教えてくれていないと先生を責めてはだめです。
準常識として社会人は分かっているはずです。
これは注射の医療行為であれ、
国家間の核戦術であれ
経済戦でも
国会でも
同じ原理だからです。
何らかのパワー(金の力、核の力、権力、その他テクニック等)
を相手に示して
相手を黙らせる、動けなくする
そこで、
学校の先生なら説教(技)を繰りだす。
国家なら、相手の国に攻め込む・核(技)を使う
空手家なら突き(技)を出す
合気道なら四方投げ(入身技)する
剣の世界では斬り付ける、突き(技)さす
犯罪者なら拉致(技)する
ではそのじっとさせる
瞬間、その刹那の時間をどうやって作るのか?
それは武術・武道の先生から教わるはずです。
また、型からもわかります。
今の柔道からではわかりませんが
昔の柔道や柔術、合気道では当たり前のこととして知られていました。
武田惣角氏や佐川幸義氏、植芝盛平翁などはちょっと他とは
異なっていますが(不動金縛りが)
まったく武道武術経験がなく
合気道入門されてきた方には道場で教えますが
その他の方の場合は
道場の先生や先輩に質問してみればよいと思います。