《呼吸投げとは何か》
・合気道の呼吸投げ
分かるようでわからない技として世間では認知されています。
しかしここは簡単に考えてみてみれば
おおよその事がわかるようになります。
・まず呼吸投げというのは、決まった型(形)があるわけではありません。
・正面打ち呼吸投げ、片手取り呼吸投げ恩師の御衣、胸突き呼吸投げ前方投げ など・・・
四方投げのような技じゃあないのが呼吸投げ。
では何なのかということになりますが
何なのでもありません。《実体がないのです》
つまりこういう事です。
相手と接触する前に(身体の一部や衣服の一部)ある動作が起きます。
この動作を〈ある種の技〉と呼ぶと仮定します。
その(ある種の技)の材料を一番多く持っておられたのが盛平翁です。
(お弟子さんの一人がある本にそんな内容を書いていたのを記憶しています)
少々あらっぽくいうと
相手と接触前に"ある技"を使って接触まえの相手を
ある種「崩して」おいて
1.好きなように決めるのが呼吸投げ。
またその崩しが効きすぎた場合、相手は自滅して倒れる場合があります。
吹っ飛んだりもするでしょう。
つまり呼吸投げでは
目に見えているのは、結果だけ、最後の形だけ。
つまり倒された瞬間の形だけをみているから
決まった瞬間の形、その形が呼吸投げ「〇〇」となって
名称になっているのです。
呼吸投げは
向かってくる、またはその気持ちのある相手に対して上下動の動きで
相手を巻き込むようにして崩す技
と私は抽象化(一般化)、言語化して理解しています。
言い換えれば
崩す技術の一種が呼吸投げの核心でありす。