【練習が本番であり本番が練習】
そういう意識でやります。
はっきり言えば何事にもマジで取り組みましょう。
そういうことになります。
今、鴻心館では(合気道)練習は技のみしかやっていません。
1月~3月の三ヶ月間は型しません。
やるのは技。それだけ。
だからどこの道場も全ての練習時間は「技」です。
別の表現でいえば、ぶつ切り稽古。
切り取り、わり稽古。
入門者は4月以降でも、技クラスに入って練習をいたします。
今日の三国丘道場一般部合気道「技」クラスは。
正座⇔立姿 手刀五段打ち 小手返し 基本Ⅰ これが練習メニューでした。
体験者1名ありましたが入門してくれました。
それはさておき、これらのメニューで強調したのが、立姿です。
姿、つまり姿勢です。
立つといっても武道、合気道としての立ち方があります。
それを詳しく形を正確にとるよれるように練習しました。
【技(=業)】
技クラス
鴻心館では4月まで全て技練習のみ。
低レベルクラスという位置づけ<意味>ではありません。
手刀を作るコト一つとっても運足、四方投げ、一教とどれをとっても
一つ一つ真面目に練習してきたかを個人に問うているクラスです。
ある意味怖いクラスです。
「あーラクチン」と思う人があればそれは真面目に取り組んでいない証拠。
技クラスでの内容とは・・
①立ち姿⇔正座 気をつけ(むすび立ち・閉足立)、入室退室の作法 礼 返事 言葉づかい
②当身 拳の握り方 手刀の形
③四方投げ
小手返し(小手の定義)
一教~五教
④前回り受け身 後受け身
⑤前進後進技 すり足
⑥八方運動
⑦呼吸動作
⑧構え
⑨指導者へ向き合う姿勢
⑩道衣のたたみ方 帯の結び方
こんな感じです。
ちなみに茶道では、
表千家家元講習に25歳のときに参加しましたが
畳の歩き方、茶室のつくり、みずや、懐石の作法、着付け、客の招き方
などなどの基本技をしっかりと教えてもらいました。1週間の泊まり込みで。
話題転換しますが
私の祖父は海南市の野鍛冶(和歌山県で最後の野鍛冶)でしたが
お弟子さんは必ず、まずは雑用からはいります。
火入れの準備、道具の手入れと整頓、そうじ、配達など・・
槌を持たせてもらえません。
何故だと思いますか?
面白いとか面白くないの発想では鍛冶の仕事ができないからです。
槌をもって向こう槌をする、鉄をきたえる作業は面白い。
しかし
意識をつくる作業が先に来ます。
マジで鍛冶職人になるぞという、その意識がホンモノかニセモノかを試す期間
それが入門後の修行つまり雑用です。
このようなことは母から聞きました。
ニセモノでも意識が変わればほんものになります。
それを見抜くのが親方なのでしょう。
「お前、それやってみろ」
親方にそう言われて、嬉しくてたまらない、そこなんです。
その気持ちを引き出してやるのが親方の仕事です。
だから一生懸命にやるんです。
それが本気モードという意識でしょう。
最初から、横面打ち四方投げをやりましょう。
それが何故ダメなのか分かってもらえたでしょうか?