先程のブログは、思い出に浸る感傷的な内容になりました。
実は、このコロナ騒ぎの最中、私はかなり心が弱って、ひょっとしたらいやひょっとしなくても、私の人生これで一巻の終わりじゃないか、と思ったのです。
それならそれで良いじゃない、どうせ又同じ様な道歩くだけだもん、こんなに苦しいのは私だけでない。
まあ、この辺でいいか。
皆でおちれば怖くない。
と思う一方、様々な別れを経て、せっかくしがらみから自由になれたんだから、この年からもう一度やり直そうかと、いつもの虫が騒ぎ出しました。
ダメもとなんだと、恐々何かを探す旅に出たのです。
ダメもとなんだと、恐々何かを探す旅に出たのです。
自粛のオキテ破りしてる罪悪感と、財布が見る間に軽くなるのが恐怖でしたけど、車窓の風景に見惚れ、遠い思い出にふける旅は、こよなく快適でした。
全く知らない街で方向音痴の私は完全に道に迷ってました。
いつか来た道どころじゃない、古希を過ぎて初めて彷徨う町の地名だけをよく覚えてました。
図々しい私はも迷う度に町の人に道を聞いたのです。
そして、殆ど腰を抜かす程驚きました。
私が聞いた人は皆が皆と言って良いほど、目的の場所迄私といっしょについて来てくれた
のです。
殆どが、若い可愛い女の子、多分働く女性ですが、半ば強制的に「この道が良いからここを歩きなさい」って感じです。
物凄く嬉しくなった私は「いいね、XXってホントに親切な人が多いね(内心、ちょっとお節介過ぎるんですが)」
と女の子に向かって叫んでました。
「良いですね。分かりましたね。大丈夫?」
明らかに余所者と思えるこのばあちゃんに対するこの親密さ。
なんて親切で可愛い子たちなんだろう!
こんなに簡単に感動するばあちゃんは危ないのだ、と思いつつ、私はこの町が大好きに❤️なってしまいました。
もう一回いつか来た道を歩くのか、世話を焼かすばあちゃんになって(中身は自立して)やり直すのか、ここが思案のしどころです。