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読書の森

南京ハゼと天津丼



冷蔵庫の残り物で簡単天津丼を作りました。
カニカマとネギを炒め卵でサッと閉じ
ます。
これに温めた甘じょっぱいお汁(醤油、中華スープの素少量、砂糖、酒)をかけ仕上げに岩海苔かけて(かけ過ぎてしまって)出来上がり。

味付けなどはお好みでどうぞ。

この料理を初めて食したのが高校時代の友達と東急池上線池上駅近くのお肉屋兼食堂、ふくよし(?)という庶民的なお店でお肉屋だけにカツ丼が凄く美味しかったのです。
近くに住むこの友達と一緒にカツ丼を食べに行くのが楽しみだった。
たまには変わったもの食べようと頼んだのが、この天津丼です。
これが又絶品の美味しさ❣️
その友達はその後で家で作ってみたそうです。
「どうだった?!」
「美味しかったよう!」
大体この友達が中華料理に目覚めさせてくれたし、彼女の手料理は全部美味しかった。

その時私全然料理出来ない人だったのです(言い訳ですが包丁もマッチ危ないと持たせてもらえなかった)。それで大学二年から下宿して栄養と料理の通信講座を受けて毎日悪戦苦闘してました。私の友人の誰も料理を自分で作るために私が一人暮らしを始めたなんて思ってませんが。一体何の為に大学へ行かせてもらったのでしょうかね?

そして下宿始めたきっかけが、ひょっとしてこの天津丼だったかも知れません。美味しいものを自ら料理してみたい、と切望したのです。



秋本番、木の実の季節です。上の写真は違いますが神戸で、ナンキンハゼが並木のように道を彩ってる地域に住んでました。
ナンキンハゼは白い実をつけるのです。ただ毒がある実なのです。小鳥はこれが好物、嘴で木の実の毒を取り分けて食すそうですよ。

天津丼、ナンキンハゼと中国由来の名称を出しましたが、ナンキンハゼは中国から渡ってきた植物だけど、天津丼は日本生まれなんだそうです。
もっとも最初作った料理人が広東生まれの人でこの人のオリジナルです。

ナンキンハゼの特質など人間の手で変えようがないですが、料理は作り手がいかようにも変えられます。
お好みの食事を有り合わせの食材で作るのは、かなり面白いですよ❣️特に昔男子だった方、材料を揃えるところから始めるより試行錯誤で冷蔵庫の残り物でオリジナル料理始めるとハマるかも知れませんよ。

この婆も19歳にして始めた料理です。老後の幸せの為にお節介にも男の方にお勧めしたいです(・∀・)

注:
申し訳ないですが、ここでナンキンハゼの並木は載せられませんでした。写真では緑の並木のそばにちらっと見えるのが確かナンキンハゼです。赤い実のなってる木にそっくりですがホンモノは冬場白い実をつけますよ。


読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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