祖母(明治中期の生まれ)はこの歌に合わせて手まりをついたりして遊んだそうですよ。
殆ど遊び道具が無い時代、まりつき、あやとりなどで女の子は遊んでました。
私の子どもの頃も、女の子が集まって器用な手つきでまりつき、あやとりで遊んでました(私はぶきっちょで苦手でしたが)。
わらべ歌の続きは
「切腹なさった父上の お墓参りに参ります、、、、(中略)
お墓の前には魂が ふわりふわりと
ジャンケンポン」
だそうですよ!
西郷さんには実際娘がいたそうですが、本来のお墓は故郷鹿児島にあります。
ただ、この歌を知った時私はお盆の時期に上野の山迄、お花を手に墓参りに行く着物姿で桃割れの凛々しい娘を想像してしまいました。
勿論、生まれたての東京市(その頃は都でないです)など私が見る事など出来ませんが、空想中でかっての情景を楽しんでしまいます。
今の時期は月遅れのお盆でお墓参りに行かれる方も多いでしょうね。
先祖の霊を流す灯籠流しという習わしもあります。
「面ざしの ほのかに燈籠 流しけり」
(飯田蛇笏)
と美しい句もございます。
そこで一句、
「夕化粧 仄かに咲ける 旅路かな」
お粗末でした。