大雪で難儀をされている地域が多いとか、心からお見舞い申し上げます。
昭和42年(1967年)の東京も結構雪が積もった冬(2月)でした。
寒い冬ではあったものの、日本全体は安定して人心も穏やか、幸せな年だったと言えます。
見出しの写真は新宿駅東口広場でごろ寝するフーテン族たちです。この困った若者たちを、当時の公安員たちは取り囲みひとりひとり抱き起して退去してもらうだけだったようです。
この若者たち、別に主張するところがあった訳ではありません。不況とは程遠い時期で、三年前東京オリンピックで盛り上がった気分が満ちてた筈ですが。
何故この年を私が取り上げたかというと、占領下を離れた日本の自殺率が最低となった年だからです。
(写真の表は日本の自殺者及び自殺率の推移を表します。向かって左から、年、自殺者総数、男性の数、女性の数、男女の自殺率平均値、男性の自殺率、女性の自殺率です)
もっとも、自殺率だけで、その国民の幸福度を測る訳にはいけません。
戦争中及び戦後間もない日本の自殺率はこれ以上どころか非常に低いものでした。実際に生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされたら自殺どころでなくなります。。
ただ、平時の自殺率は幸福度を測るものと思います。幸せ度とは経済的に安定するとアップするものではないでしょうか? ちなみに、翌年の国民総生産が日本は西ドイツを抜いて世界第二位(一位はアメリカ)になってます。
その後バブル景気を経た1998年日本の自殺率は急上昇したのです。バブルが弾けた為に実際の倒産件数が目立った年なのです。
コロナ禍の今、若い世代や女性の自殺が急増していると聞きます。雇用不安や貧困が増えたからこそ、よけいに不安が募るのでしょう。
ただ、立ち止まって考えてみると1967年の日本社会はかなり貧しいものではありました。テレビも白黒、パソコンも携帯もありません。ただし、同じ基準で生活している人は今よりずっと多かった気がします。
どうか頭が真っ白になって絶望するしても決して実行しないで、生きる手立てを見つけられますように。
古き良き時代の回顧談でなくてごめんなさい。
甘いものが食べたくなって、在庫の食品でココアゼリーを作りました(ゼライスの箱の中のレシピ参照)。
牛乳300㏄、ココアパウダー15g、砂糖60g、ゼライスパウダー1袋の割合です。
温めた牛乳にココア砂糖を加え、よく混ぜてゼライスパウダーを振り入れます。
冷蔵庫で冷やして固まったら出来上がり。
ココアはとてもリッチな味がしましたが、食べすぎにご用心くださいね。