同じ時、芭蕉が詠んだ句が
「白露を こぼさぬ萩の うねりかな」
です。
萩は秋の季語であり、旅の途中、辺り一面萩の咲き乱れる原にあった師弟が詠んだものでしょう。
もの寂しいながらも情感豊かな旅の句と感じます。
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ところが、、最近萩の花の盛りか?と見紛うばかりの萩が咲き乱れる場所を見ました。
美しく咲いているのですが、一瞬「狂い咲き」を疑ってしまいました。気候変動の影響により秋の盛りに咲く萩が季節外れに花開いたのか?と。
実は、、萩の花の開花期(それぞれ違うみたいで)は6月から10月迄だそうです。
つまり私の見た一群の爽やかに美しく咲いて見せた萩は、狂ってなんかいなかった。
ことほど左様に、一瞬おかしな感じに見える自然の生き物は、種別が同じであろうとそれぞれ違うのだと思いました。
松尾芭蕉の一番弟子の話から、萩の開花期に飛んでしまいました。
が、この河合曾良という方、大した句を詠んでないとか、師と特別な仲だったとか、本人が嘆くような話が今に伝わった方です。しかし実は師松尾芭蕉の作品を今に残すと共に俳諧の世界を確立した非常に偉い方と感じます。
その方の残した「行き行きて 倒れ伏すとも
萩の原」
に私は感動しました。
おまけ^^
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人参が畑で育つ内にお互い土から栄養分を取り合って出来が悪くなるのを避ける為、間引ます。
この間引き人参は身は勿論、柔らかい葉っぱも食べられるのご存知ですか?
ちょっと匂いは強いですが、サラダや炒め物にも合うそうです。ドレッシングや付け合わせを工夫して調理するのがコツとか。
私は人参の葉っぱのスープを作りました。
玉ねぎ、人参の葉っぱ、残りご飯(トロミに使う)を軽く炒めスープで煮て、ミキサーにかけます。次に牛乳をたっぷり加えて軽く温めて出来上がり。
カロチンビタミンたっぷりで身体に良いのを実感しました。