読書の森

薫の危機 その3



「ごめん証拠はない。ただ心配なんだ。こちらが疑ってる事を分からない様に、彼女の家の様子を探る。
その為に力になってくれないか?」
「どうやって?」
「証人になってくれればいいだけさ」

鈍感だから分からないというより、分かりたくも無い探偵劇にヨシミは付き合わされた。
それでも、ふと悪魔が囁く。
本当に薫が殺されでもしてたら和也と接近するチャンスなのだ。

二人が向かったのは薫の家である。
ヨシミは薫の好きな焼き菓子の袋を買って持参してきた。

山手の丘に聳える薫の瀟洒な邸宅は高い塀に囲まれていた。

玄関のチャイムを押す。

読んでいただき心から感謝いたします。

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