忘れぬ惨事 悲しみ癒えず 響く爆発音 火だるまの児童
06.30 05:00琉球新報
「あの日のことを忘れたことはない」。1959年6月30日午前10時40分ごろ、教室にいた新里律子さん(87)=恩納村=の耳に突如、大きな爆発音が響いた。
児童ら18人が犠牲となり、戦後沖縄で最大の米軍事故である石川市(現うるま市)の宮森小米軍ジェット機墜落事故から59年。4年生の学級担任だった新里さんは「何十年たっても悲しみは癒えない」と目を潤ませた。
事故直後、はぎ取られた屋根の上にタンクのようなものがあったのを目撃した。「もしあれが爆弾だったら、早く逃げなければいけない」と児童を避難させた。そのさなかにも、火だるまになっている子や、頭の位置がどこにあるのかも分からないほど全身が傷つき、横たわった子らの姿が目に飛び込んできた。
数カ月がたち、遺族や負傷した児童の家を一軒一軒回った。「家族の悲しみ、苦しみを知り、伝えなくてはいけないと思った」と、事故の証言者になることを心に決めた。
事故から50年後、当時の職員が集まって事故を検証する「職員会議」が開かれることが決まった。これを前に、息子を亡くし、悲しみに暮れる母親の様子や、被害児童の自宅を謝罪しながら訪ねた教師の話を思い起こして文章にまとめた。それは50年間ずっと考えてきたことだったという。
新里さんは「体験を多くの人に知ってもらいたい」という思いを胸に、慰霊祭や事故に関連する講演会にはできる限り足を運ぶ。機会があれば自らの経験を聴衆に語る。語り継ぐなどの行動が、被災者の悔しさを和らげることにつながると考えているからだ。
「遺族の人や負傷者の悲しみ、苦しみは私の何十倍もあるだろう。それを考えると今でも本当につらい」と声を震わせる。生き残っている児童に対しても、現在どのように暮らしているのかと常に気にかけているという。
昨年相次いだ米軍による部品落下には「事故は宮森小学校での悲劇を思い起こさせた」と言う。「基地があるから事故は起きる。基地はなくさなくてはいけない」と断じる。その上で「過去の悲惨な事故を繰り返してはいけない。人の命を軽んじるなと叫びたい」と強く訴えた。 (宮城美和)
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沖縄でのこの事故を知ってる本土の日本人がどれくらいいるのだろうか…
沖縄では毎年行われている、宮森小米軍ジェット機墜落事故の慰霊祭、慰霊の日同様、本土ではほとんど報じられない。
沖縄戦も、在沖米軍基地の事件事故も、沖縄だけの問題か?
沖縄戦は沖縄の人達が起こしたのか?
在沖米軍基地は沖縄の人達が誘致したのか?
日本人は関係ない話なのか?
そんなことより、サッカーでの大騒ぎが大切か?
そうなのか?
それならそれでいいとしよう。
沖縄だけの問題であり、本土の人間に関係ないなら、今後一切、沖縄の米軍基地問題には口を出さないでおこう。
沖縄のことは沖縄の人達に決めてもらおう。
沖縄の人達が、『米軍出てけ!』と言うなら、本土に住む日本人は口を挟んではいけない!
「抑止力だ!!」?
「地理的優位性だ!!」??
「中国が攻めてくるぞ!!」?
「北朝鮮の脅威を知らないのか?」??
はぁ?
では聞くが、
『沖縄の慰霊の日を知っているか?』
『沖縄戦でどれだけの民間人が死んだか知ってるか?』
『鉄血勤皇隊とは?』
『米軍機の沖縄での墜落事故のすべてを知っているか?』
『沖縄県が日本復帰した日は?』
『復帰して何年経ったか知ってるか?』
『復帰前の沖縄の通貨を知ってるか? 戦争直後の沖縄の通貨を知ってるか?』
『米軍が起こした事件事故のすべてを知っているか?』
『沖縄に米軍基地がいくつあるか知ってるか?』
『沖縄で処理された不発弾の数は?』
『今後、すべての不発弾を処理するために何年かかるか知っているか?』
『沖縄に駐留している米軍機の数と種類は?』
『毎年、どれだけの訓練が行われてるか知ってるか?』
『毎年、どれだけの外来機が沖縄に飛来しているか?』
全部答えられる人はきっと居ないよね。
答えられない、知らないのに、『沖縄がワガママ言ってる』とか、『国を守るために沖縄の米軍基地が必要だ』なんてよくも言えるよな。
沖縄のことなんて知らないし、関心もない。
それなら、沖縄のことは沖縄の人に決めてもらおう
えっ?
『国防は国の専権事項?』
( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
じゃ、日本国が国防を担えよ!
日本国とは沖縄か?
日本国とは沖縄だけなのか?
じゃ、本土は日本じゃないのか?
犠牲は沖縄に。
安全は本土に。
恥じゃないか?
言うだけ言って、でも何も知らない。
でも、負担は沖縄に。
その上、沖縄を叩く、叩く!
恥ではないか…
サッカーで浮かれてる場合か?
沖縄のことだけじゃなく、政治も知らない。
サッカーで日本中がはしゃぐ中、国会では野党の反対を押し切って、またもや数の暴力で『働き方改革法』を成立させた。
過労死が増えて、給料は上がらない。
国民自身が、自分の首を絞めるために、アホなトップを選択する。
食われるために、自分から風呂に入って身体を洗う豚を見てる気分だ。
近年の頻発する墜落事故に加え、最近では沖縄で米軍の射撃訓練の弾が民家に飛んできた事件も起きた。
沖縄では度々起こるが、それを知っている国民も微々たるものだろう。
他人事で済まして居られるのも、果たしていつまでか…
沖縄で起きていることはいずれ本土でも起きる。
前々から言っているが、ほとんどの日本人は自分の事として捉えていない。