こんにちは。
今回はハンブル・パイ(Humble Pie)のパフォーマンス ロッキン・ザ・フィルモア(Performance Rockin' the Fillmore)の紹介です。
このアルバムは結成メンバーによるライヴ・アルバムであり、結成メンバーの要であるピーター・フランプトン在籍中の最後のレコーディングなりました(アルバムのリリース時には既に脱退していた)。
このアルバムを聴く目当てはピーター・フランプトン好きからなんですが、大抵の方は恐らくスティーヴ・マリオットなんじゃないでしょうか。
色んな評価を見てもスティーヴのヴォーカルにスポットが当てられています。
それは紛れもない事実ですが、今の時代良いことに、次々に全貌がさらけ出してきています。
オールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモア・レコーディングの全貌が明らかになったように、このハンブル・パイのレコーディングも例外ではないでしょう。
リリースは11/1971で、LPで2枚組の全7曲。CD化の際には1枚にギリギリ全曲収録されました。
05/28-29/1971の2日間のフィルモア・イースト(ニューヨーク、翌06/27に閉館)でのライヴから選曲になります。
詳細は以下の通り。
- Four Day Creep
Written-by Ida Cox - I'm Ready
Written-by Willie Dixon - Stone Cold Fever
Written-by Peter Frampton, Steve Marriott, Greg Ridley, Jerry Shirley
✱LPではここまでが1枚目のA面です。 - I Walk on Gilded Splinters
Written-by Dr. John
✱LPでは1枚目のB面です。 - Rollin' Stone
Written-by Muddy Waters
✱LPでは2枚目のA面です。 - Hallelujah I Love Her So
Written-by Ray Charles - I Don't Need No Doctor
Written-by Nick Ashford, Valerie Simpson, Jo Amstead
✱LPでは2枚目のB面です。
そして待ってましたよとばかりに2日間のライヴの完全版としてPerformance: Rockin' the Fillmore (Complete Recordings)(UICY-15265/8, 29/10/2013)がリリースされました。
05/28/1971, Friday First Show
- Four Day Creep
- I'm Ready
- Stone Cold Fever
- I Walk on Gilded Splinters (金のとげ)
- Rollin' Stone
- Hallelujah (I Love Her So)
- I Don't Nedd No Doctor
これらの曲は全てのショーでプレイされています。初日のファースト・ステージなだけに若干オーディエンスの反応を伺っている感じがします。ハイライトは金のとげです。ほとんどインタープレイですがハープ・ソロではオーディエンスはノリノリです。スティーヴのパフォーマンスが良かった(多分よくやるギターのヘッドを下にしたり、とか)のかと想像します。
05/28/1971, Friday Second Show
- Four Day Creep
- I'm Ready
- I Walk on Gilded Splinters
- Hallelujah (I Love Her So) (*)
- Rollin' Stone (*)
- I Don't Need No Doctor (*)
05/29/1971, Saturday First Show
- Four Day Creep
- I'm Ready
- I Walk on Gilded Splinters
- Hallelujah (I Love Her So)
- Stone Cold Fever (*)
05/29/1971, Saturday Second Show
- Four Day Creep (*)
- I'm Ready (*)
- I Walk on Gilded Splinters (*)
- Hallelujah (I Love Her So)
- Rollin' Stone
- I Don't Need No Doctor
*はオリジナルに収録されたバージョンです。