こんにちは。
エリック・クラプトンがボーカリストとして覚醒したソロ第1弾(1970年)がとうとうここまでのデラックス・エディションとしてリリースされました。
ヤードバーズ、ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイスと渡り歩きようやく自分が思うがままにやれる場所を見つけました。
2006年に2枚組のデラックス・エディションとしてリリースされましたが、まったく知りませんでした(笑)
クラプトンはビートルズ、ローリング・ストーンズに次ぐ自分のロック・ヒーローです。
現在は、Jazzやプログレに傾倒している感がありますが、やはり触手を伸ばさないわけにはいきませんでした。
リアルタイムで聞いていませんが、CDに移り変わるギリギリでLPで聞いていました。
それを考えると、50周年にもなるのかと感慨深いですね。(当の本人ではないです)
2006年のデラックスも相当後になって聞きましたが、エリック・クラプトンのアンソロジー(原題:Crossroads)に入っていたアフター・ミッドナイトって、デラニー・ブラムレットのミックスだったんだなぁ、とか、ボートラのTeasinはエリック・クラプトンの歴史(原題:History of Eric Clapton)というLPで聞いて久しかったなぁという感想です。
しかし、今回はウマいように4枚にわけましたね。
初出はディスク2のエリック・クラプトン・ミックスとボートラのディスク4のカミン・ホームのシングルの別バージョン。
エリック・クラプトン・ミックスは興味深いが、やはりトム・ダウトとデラニー・ブラムレットのバージョンを聞くと、真っ先にダメ出しがでるのもうなづけるな(笑)
聴いていると、まだ完全にはなっていない感じがしますね。
1曲目のSlunkyは完全にブラスがどっかに行っちゃってるね。
全体的に思うのは、トム・ダウトはブラスを抑え気味、デラニー・ブラムレットは前面に出しすぎ、クラプトンはあまり考えてない、みたいな。
クラプトン・ミックスはあくまでもラフ・ミックスとして聴いていたい。
自分としてはデラニー・ブラムレット・ミックスが一番のお気に入りです。
2曲目の、Bad Boyはエリック・クラプトン・ミックスはまだ歌詞がまだ完全に固まっていないようですね。ブラスは抑え気味で、オブリガードのギターが前面に出すぎ。まぁ、この曲自体もともとオブリガードとかソロのバランスがよくないですね。
デラニー・ブラムレット・ミックスでは、コーラスのWhen I'm dead and goneの「dead」が切り取られているけど、なんかまずいことでもあったんですかね。
エリック・クラプトン・ミックスでいいなぁと思ったのは、レット・イット・レインでアコギの綺麗な響きが聴けたことかな。
スティーブン・スティルス(C,S & NまたはC,S,N & Y)がベースだったとはね、知らなかった。
ボートラの未発表はカミン・ホームの別ミックスですがそれほど面白いというものではなかったです。もともとにシングルを聴きなれていたというのもあるけど。
この次はデレク&ザ・ドミノスが、25周年の3CD、40周年の2CDときて、50周年で新たなボックス・セットが出るのかな。
10月には、ようやくビートルズのレット・イット・ビーの50周年記念、11月には映画「Get Back」が予定されていますので、それにあわせてブログアップかなぁ。
誰も期待はしていないと思いますが(笑)
では。