
受験するには暗記はつきもの。
中学生のころ、当時の単語帳には音声記号(発音記号)は書かれていないものも多く
スペルと日本語の意味を繰り返し書いて覚えていた。
だから、friendは「フリエンド」と頭でリフレインしながら手に覚えさせる作業だったように
記憶している。
やがて音声記号つきの単語帳やテーマ別単語帳、さらにはCD例文付きなど出てくるようになった。
とはいってももともと英語のスペルと日本語訳を一致させて暗記に慣れていたため
リスニングには苦労した。
記憶している発音と実際に話される正しい発音が違うことがあり、困った、困った・・・。
grandprix 当然「グランドプリックス」と記憶、実際はグランプリ。
それ以降は割と発音、スペル、アクセント、意味などを確認しながら覚えるようにしていたのだが
ガイド試験を通ったあとに気がついたものも実はある。
それはabalone。これは辞書で調べなくても普通に「アバロンだな。」と思っていた。
回転寿司屋に入ったとき、これは何かと訊かれて
心の中では「丸暗記しておいてよかった。」と感じつつ
出てくるタネに対して
さんま→saury pike、 うに→sea urchin、いくら→salmon roeなどなど(スペルは曖昧です・・・)
順調順調。
ところがabalone「アバロン」といっても「???」な顔。なんで??通じていないのか。
こんな時は説明バージョンで、It's a kind of shellfish.... もう一文続けようとした折に
「アバロウニ」と訂正していただいた。
まあ、個人的にあわびを食べる機会はほとんどなく、これからも限りなく少ないだろうから
ここで訂正されなけrば一生アバロンと読んでいたかもしれない。
「多分こうよむだろう。」は早合点、調べることはホントに大切だと痛感した。
expertiseもその一つ。純国産で英語を学んできた自分にとっては正しい発音かどうかは
音声記号が読めたとしても不安なもの。
また、ガイドになって教本というか教材に書いているものが絶対というわけではなく、
説明調にしたほうが通じやすいということもあることも肌で感じた。
例えば おでん。 用語集では Japanese hotch-potchと書いてあるが
こたまぜのニュアンスでちょっと違うものを想像してしまうそう。
Japanese-style stew と言っておいてからIt contains a variety of vegetables, fish paste...
専門用語と一般に使うような言い方二つを知っておかないと 誤解が生じる可能性がある。