英語を教えるようになって10年になる。
「あれから10年かあ。」とノスタルジーに浸ることなく
毎年が過ぎてゆく。
言葉は文化、世界を結ぶ礎と思っているので、中高での英語はその先を
左右するといっても過言ではない。
英語が苦手なものはこぞって「日本にくる外国人は日本語を話せばいい。自分は
海外にはいかないし。」このような弁解をして、己の不勉強を取り繕うのが常。
個人的な見解としては世界に発信できる英語力を身につけて欲しいと切に願っているので
yes/noではなく、Iを主語にするような質問をするようにしている。
そんな期待とは裏腹に
中1生に What do you want? と訊けば I want money. またか・・・。
中3生に What do you usually do when you are free? には 日本語で、「何もしない、寝る。」
ったくやる気が感じられない答え。むしろ何もしないと答えるほうが難しいのでは?
そんな中、「英語は好きだ。」という生徒を数名受け持った。
初対面でされた質問は以下のとおり。
1 何歳ですか?
2 結婚してますか?
3 給料いくら?
授業内容と関係ないのに・・・too personalではないか!!
ちなみに妻はアキで、息子はケンタと言ったら 大爆笑だった。「チョー、昭和じゃん。」
滝廉太郎のようなメガネをかけていれば 「ザ・ショウワ」というニックネームをつけられるらしい。
このやり取りはそのまんま 通訳ガイドをするときに使ってみたら受けた。
My students never fail to ask me three questions when I first teach them English.
What do you think these questions are?
They are : how old are you? Are you married? How much do you earn per month?
So I think they are very disgusting! They make me irritated! That's none of your business.
授業で起こったエピソードをネタにするのも他のガイドさんは持っていない(持てない)部分かもしれない。
日本人相手だったらきっと受けるだろうなというものもあって、例えば
模擬テスト(社会)で
「鎌倉時代の将軍と武士との間にあった主従関係をなんというか。空欄を埋めなさい。」
「御恩と( )」
当然答えは「奉公」である。
誤答で、ドンマイと思われるのが「奉行」。
気持ちはわかる、でも「ぶぎょう」なんだよなあ。
そして・・・「お返し」というのがあって吹き出した。
まあ自分も中学校の頃の模試で「地図上のAで産出される鉱物資源はなにか?」で「石炭」と書くべきを
「石灰」と書いていたっけ。
漢字の読みで、云々を「でんでん」、傘下を「かさした」「かさしも」さらには「かっか」があり、
水戸黄門の笑い声がリフレインし腹が痛くなった。正しくはそれぞれ「うんぬん」「さんか」。
これらを英語アレンジバージョンにできないものか。この笑い、共有したい。
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