カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

手付かずの自然

2011-04-26 07:31:59 | 日記

海を毎日眺めていると、その日によって海の色が変わります。生き物のように変化する海の色に日々の疲れが癒されます。遠くから海鳴りや風の音が聞こえてくる日は、海の色が濃いグリーンの様に見えます。穏やかな風の日は、透き通ったグリーンに太陽の光が交じり合い色んな色が見え隠れします。

ゴッホのひまわりの絵のように赤や緑や黄色の色彩が輝いているように見えてきます。普段何気なく眺めている海も話しかけるように近づいてみると多くの命の物語を語りかけてくれます。

カンナのプライベートビーチは、岩場が多く泳ぐにはあまり適していませんが、海との語り合いにはとても素敵な環境にあります。視線を上げて遠くを見ていると島々やリーフの影が夏の日差しの中でゆらゆらと映ります。砂浜には、珊瑚石が一面に敷き詰められていて白いじゅうたんの様に見えます。週末には、宿泊のお客様が家族やカップルで砂浜や岩場で過ごしていらっしゃる姿を見かけます。

3月に北海道から来られた外国人のお客様がチェックアウトの折、海辺で子供と2時間も遊びましたとにこやかに語ってくださったのが印象的でした。海の過ごし方は様々ですが、豊かな自然と静かに向き合って過ごす時間は贅沢で心豊かな時間です。海中に様々な色を発見した時は、驚きと感動でいっぱいになります。

昨夜、地元の方と夕食をご一緒する機会に恵まれました。その方は、毎週海に出かけて素もぐりで海を楽しんでいらっしゃると語っておられました。カンナの岩場には、たくさんの魚たちの住みかがあり海の中は外から眺める景色とは全くの別世界と楽しそうに語っていらっしゃいました。いつも週末には海に出かけるとおっしゃっていましたので、こんどご一緒させていただくこととしました。

今日は、新入社員研修2日目。遠くから彼らを眺めているより近くで一緒にゲームをやったりしていると一人一人の個性が輝いて見えてきます。笑顔、困った顔、悩んでいる顔の底にはたくさんの夢や希望が詰まっているんだと思いました。

 



最新の画像もっと見る