昨日の夕方韓国の古い友人から電話がありました。彼女は、韓国で障害者ボランティアを行っています。彼女からの話は、韓国の障害者の方々が日本への旅行を希望していると言う話しでした。今回日本で起きた災害への関心も高く協力できることがあればと、皆さんでチャリティー活動なども行っているそうです。一人ひとりの心の中に燃える小さなともし火がこうして伝わってくると感動の思いが溢れてきます。
韓国と日本の間にある歴史には大きな傷が残っていますが、個人個人の中には友情や人間愛がしっかりと息づいています。
彼女は、私が以前会社を経営していた時のスタッフの一人でした。仕事は、介護施設などの住環境サポートの仕事です。出会いは、私が、外国人専用アパートの環境改善の仕事で訪れた時に、共同キッチンで彼女が食事の用意をしていました。たどたどしい日本語で語りかけて来た彼女と色んな話をするうちに韓国の大学でクラシック音楽を学んできたヴィオラ奏者である事や家族の事など聞かせてくれました。
アルバイトしながら日本に留学している事などがわかり私の会社でアルバイトをする事になりました。その彼女も3年ほど前に帰国して、時々電話やメールでお互いの消息を確かめ合っていました。
そんな彼女からの今回の話しはとても興味深く、私にできることがあれば喜んで最大限の努力をしたいと思いました。人と人の交流は、国境や民族や文化をを越る力を持っています。沖縄は、特にアジア文化の色が濃い地域です。今回の韓国の障害者の方々が沖縄訪問が実現できたらと思います。地元地域の方々にも協力を頂き文化交流を基底にしたものにしたいと考えています。
今日は、新入社員研修最終日です。短い研修期間でしたが若いスタッフが目に見えて成長する姿は、とても頼もしい限りです。新鮮な今の思いを将来に亘って持ち続けることはとても大変な事ですが、この機会が彼たち、彼女たちにとってホテルでの仕事を続けていく原点になればと願ってやみません。