カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

キャンプハンセン

2011-04-21 07:18:49 | 日記

今日は、今年米軍基地内でマラソンイベントを開催するための視察。キャンプハンセンは、海兵隊の拠点。つわものばかりの米兵の拠点に乗り込みます(笑い)先日、あるイベントでキャンプハンセンに伺った折、ゲームがありホテルから彼らにディナーペアチケットとランチペアーチケットをプレゼントしました。どんなに広い基地の中でもかごの鳥には変わらないと感じました。新兵達は、若く20代前半の若者でした。こんな若い彼らが戦場に向うなんて・・・切ない気持ちになりました。沖縄の基地問題は、私のような内地の人間から見たら軽々しく発言はできません。歴史の重みと日常の中で感じる不安や現実のトラブル・・・。

でも、一人の人間として彼らと出会い関わりを深めていった時に何か生れてくるのではないかと思っています。マラソンと言うスポーツを通じて米軍関係者と素顔でお付き合いできたらと思います。今は、まだ始まりのはじまり・・だからゆっくりとお互いを理解できるような関係作りを始めたいですね。

ここ沖縄は、かつては琉球王国。日本の中で最も世界に近い、アジア色に溢れた国際都市。小さな島だけに外国人の密度が高く国際色豊かな地域です。米軍関係者は約8万人もいます。人口60万人の沖縄に8万人の米軍関係者とさらに数千人の外国人。永住者でビジネスに成功したアメリカ系の女性(モデル会社経営:私の友人です。)や芸術大学のプロフェッサーなど様々です。

沖縄に来て8ヶ月。色んな顔の沖縄が見えてきました。ホテルと言う観光事業を通じて様々な人々と関りながら沖縄がもっともっと素晴らしい地域になって経済的にも豊かになればいいなぁと思います。

私は、このカンナリゾートヴィラと言う小さなホテルから芸術や文化などをベースに人と人の交流や出会いが生れて欲しいと念願しています。ホテルの有り方は、個性的で感性豊かなものであってもいいんじゃない!なんて思っています。

ここでのビジネスで不可欠なものは、外国人、なかんずく米軍関係者との関係作り。旅行者への新たな旅の発見や体験。旅は、非日常の世界。旅へ誘う魅力をどう演出したらよいか・・・旅の原点も含めて私たちホテルに携わる人間の責務でしょうね!安売りではなく、本当の沖縄の旅の魅力を伝えられる環境作りは重要な事です。沖縄の色んな人々と様々な地域をもっと深く広く知ることから始めて見たいと思っています。



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