カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

月桃の花

2011-04-29 08:08:23 | 日記

月桃の蕾が花になり始めました。小鳥たちが口を開けてえさを求めるようなしぐさが花になっています。まだ咲き始めなのでどんな姿の花になるのか楽しみです。沖縄で初めて迎える春から初夏に向う季節。色んな花が咲き始めてもうすぐ夏を迎えるんだよって話しかけてくれます。

早朝のカンナ庭園散歩は、人気もなく静けさが庭園いっぱいに広がっています。鳥たちのにぎやかな話し声、風の歌、時には波と風のハーモニーが聞こえてきます。太陽が顔を出す頃には、明るい日差しに庭園は花たちの笑顔でいっぱいになります。この幸せな時間は、何ものにも代えがたいものがあります。

花々が、舞台の袖の女優たちのように呼吸を整えて出番を待っているかのようです。

今日からGWが始まります。大勢のお客様がホテルにお出でになります。いよいよ舞台に立つ時が訪れました。全ては、お客様が喜んで頂けるように花や木と共にこの時を待っていました。長い冬を越えて来た者たちだけが味わう事ができる瞬間。お客様に過ごして頂ける2日、3日のために1年間と言う時間がありました。

ホテルは、常に一定のサービスや品質を保たなければなりません。そこで働くスタッフは舞台を作る職人たちです。職人たちが心を込めて創り上げている作品を楽しんで頂けるとうれしいです。

終わりのない作品作り・・・日々変化し成長しています。変わる事のない上質なサービスを求め、変化を続けるあきない楽しみを職人たちが人生を掛けて作り続けています。



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