カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

深夜のチェックイン

2011-06-10 08:00:14 | 日記

昨夜の夜遅く、カルフォルニアからのゲスト9名がチェックイン。少しお疲れの様子でしたが無事チェックインを済ませてお部屋にご案内。2週間前に金武町にあるキャンプハンセンからインストラクターとして来日するスタッフの2週間の滞在で予約を頂きました。初めて軍関係者の受入れを行い、フロントスタッフと緊張気味でしたが気持ちよい若者たちで今日からの滞在を楽しみにしてくれている様子でした。ちょうどレインシーズンも終わり快適な環境での滞在になると思います。

深夜の到着でホテルの様子もわからないままでお部屋への案内でしたが、朝食の折に、会った時には庭園の素晴らしさや環境の良さに評判も上場です。外国人の方々には、沖縄滞在を少しでも快適にと客室には英語版でのインフォメーションを用意しました。これまで、カンナリゾートは、ほぼ限られた人々の利用でしたが、今は出来る限り多くの人々にこの環境の素晴らしさを知って頂けるようにと活動を始めています。

私自身、このホテルに来て出来る限り多くの人々に、滞在して頂ける環境作りをしようと心がけて来ました。しかし、それは、決して一人でできる者ではありません。スタッフの理解と協力がなければ実現できないことです。初めてのことに挑戦すると言うことは、未知の世界に足を踏み入れると言うことです。でも、意外にできるんだという体験が更にスタッフの自信につながり、ゲストへのサービス向上につながると考えています。今日から2週間の滞在を心から楽しんで頂きたいと願っています。


カンナリゾートヴィラと言うホテル

2011-06-09 22:58:31 | 日記

「カンナリゾートヴィラ」は沖縄県北部東海岸宜野座村にある1軒のスモールラグジュアリーホテル。ヴィラ30棟、本館、屋外プール、アジアンガーデン、天空へつながるエアーチャペルで構成されています。大きなホテルと違ってヴィラタイプと言う事もあり、独自の空間を静かに楽しめるホテルです。ふと瞬間に日本であることを忘れてしまいそうな空間が広がっています。早朝は、神秘的な紫色に染まった海から黄金の太陽が昇り、海岸線を黄金色に染めてしまいます。海と空が一体となってカンナリゾート全体を包み込むような景色が広がります。普段は朝寝坊の方でも、是非1度は早起きをしてこの景色を眺められるといいですね。海からの風も、何か神秘的な風に感じられます。このスピリチュアルな時間帯を過ごすと、日常の疲れがフッと消えていくように感じられます。

カンナリゾートのシェフは、ベテランの総料理長始として7人のシェフがいます。和食と洋食はイタリアンを中心に食事を提供していますが、味は絶品です!この料理を楽しみに遠くは那覇や糸満からのお客様が毎日ように訪れて頂いています。味の素晴らしさに加えて、栄養のバランス、カロリーコントロール、減塩などの調理も好評です。カンナリゾートを訪れるお客様の多くは、お2人のアニバーサリーでのお客様の利用がとても多く、私たちホテルマンにはとてもうれしいゲストです。最近は、お1人旅のお客様も、増えて来ています。のんびりと海のそばで過ごす時間。庭園をヴィラから眺めながら過ごす時間などゆったりとした無垢の時間を楽しんで頂いています。こんな目立たないホテルには、このホテルにしかない贅沢な時間が流れています。ホテルと言うと人々が賑やかに行きかうなどと言った華やかさもありますが、このカンナリゾートに限っては、イベントの時意外には、まずそんなことはありません。そんな時ですら、ちょっとヴィラの中に入ると他のゲストと出会うことはあまりありません。そんなくつろぎに溢れた時間を楽しんで頂けると私たちもとてもうれしい限りです。


命の持つ力

2011-06-09 08:06:41 | 日記

台風通過後、潮風に痛められた木々の命が吹き返し始めた。たった1週間の間で木々の生命力が溢れ始めた。自然の猛威に晒された環境の中で、育まれた命は強い。私たち人間の手で育てた木々や花々は無残な姿をさらしている。なにか、考えさせられる思いです。手塩に掛けて育てた命ははかなくて・・厳しい環境の下で自力で育った木々はあっという間に再生を始めた。

つやつやとした新緑が芽を吹き始めた。照りつける太陽の陽射しを満面の笑顔で受け止め、降り注ぐ雨には手足をいっぱいに広げて全身で吸収する力は、まさに命の持つ力そのもの。

一時期は、滅入ってしまいそうなくらいに庭園が暗く沈んでいました。でも、1週間が経った頃から変化が始まった。ちらほらと枯れた茶色の景色の中に、鮮やかな緑が輝き始めた。最初、なんだろうと思ってみたら・・なんと芽が吹き始めている。もう少しで、また笑顔いっぱいの庭園が生れてくると思うと心がうきうきしてくる。

私たちは、こんな時どうしたらいんだろう!そう考えて庭園の中を歩いてみた。手助け・・・介助・・・。保護。人間の世界では、支えあうとか助け合うとか・・色んな言葉がある。今回の東北大震災で多くの人々が支援をし、被災者を支える活動を行ってきたし、まだまだ続くと思う。

今年、新入社員が入社して2ヶ月。自力で学び育とうとする若者。厳しい先輩の下で叱られる毎日の若者。部署や先輩によって異なる育て方がある。笑顔がなくなってきた新入社員もいる。

この一人ひとりが大きく育って欲しいと願う毎日で・・今回の台風後の自然の姿を見たときに、命の持つ力を信じてみようと思った。しかし、ただ眺めているのではなく、ただ、声を掛けるだけでなく・・命が溢れだすきっかけを作ってみようと思った。自分を信じられる力を持てるようになって欲しい。


人生を楽しむ

2011-06-08 07:18:09 | 日記

人生の楽しみ方は、人それぞれです。趣味を楽しむ、家族との時間を楽しむ・・・仕事を楽しむことで人生を楽しんでいる方も多いのでは・・・。人生の楽しみ方の一つに、人との出会いがあると思っています。趣味を通して、家族を通じて、仕事を通じての出会いと様々です。そんな、人との出会いも、真に理解し合える人ととの出会いはとても難しい。「利害」と言う言葉があります。利害でつながっている人は利害の関係が消滅すれば友人ではなくなります。仕事を通じて知り合った人は、仕事がなくなると意外に関係もなくなります。そんな中、北海道根室に小林さんと言う現在30代後半の友人がいます。彼との出会いは、仕事です。北海道根室にある旅館を再生する仕事で訪れた時に1度会って、その夜二人で飲みに出かけた。これだけが彼との接点。5年経った今でも、時々電話で話したり、北海道を訪れた折に札幌まで8時間掛けて出かけて来てくれたりと・・。長く一緒に過ごしていても分かり合えない人もいる。一瞬の出会いが人生の糧になるほどの友人として長く続くこともある。

人生を楽しむために、自分が考える事は前を向いて歩く事。いつも自分のスタンスを大切にしていること。人生を楽しむと言うスタンスをいつも持ち続けることで、日々の生活もいつのまにか豊かになる。

今、沖縄のホテルでの仕事を楽しむことにしている。沖縄で、出会った素晴らしい人々と豊かな時間を過ごせるような自分でありたい。また、1人の人間として、このホテルの仕事を通じて出会ったスタッフの人たちとも友人として過ごせる時間を持ちたいと思う。


ホテルの活用方法

2011-06-07 07:22:33 | 日記

ホテルと言うと敷居が高い、高価格、おしゃれなどと言ったイメージがあります。もちろん、ホテルは、ウェディングやパーティーなどで使われることが多いだけに普段とはちょっと違うと言う非日常を楽しむ場所と言えます。しかし、もっと上手に使うと、ホテルは身近な存在になります。奥様のバースデーのお祝い。家族の祝い事。友達たちとのミニパーティー。最近は、女子会など使い道は様々です。もちろんデートなどには最適。ホテルスタッフは、ゲストを楽しませることが大好きです。カンナリゾートヴィラのスタッフは、サプライズをゲストと一緒に考えて実行することが大好きなんです。

ホテルスタッフは、ゲストのプランに新しいアイデアを加えて楽しく豊かな時間を作ることができるプロフェッショナルです。シチュエーションに合せたイベントを演出すると共に主人公を引き立てるゲストのためのスタッフが大勢います。お二人のために多くのスタッフが働きます。オシャレについてやどんなプレゼントが喜ばれるかとか・・・どんなご相談にも乗る事ができます。2月にある女性がご主人の誕生日を祝いたいとのご相談がありました。その時は、レストランのテーブル配置を変えてご主人の好きな食事などメニューに無いものを作ることにしました。気軽にご相談頂けるととってもうれしいです。フロントで何気なく、声を掛けて頂くとすぐに作戦会議が始まります。年齢、イベントの種類、プレゼント、サプライズなどワイワイがやがやまるで自分の事のように真剣です。

実は、ホテルはとっても身近でとっても使いやすいところなんです。もっともっとホテルを上手に使うことをお薦めします。カンナリゾートヴィラで結婚の申し込みをされた男性には、女子スタッフ全てが応援団になっていました。大きなホテルと違って小さなホテルだからできることがここにはたくさんあります。私たちは、幸せを作る応援団です。