11月3日文化の日にカミさんと静岡県の修善寺へ行ってまいりました
修善寺といえば温泉…ではありますが、この日の目的は長男の所属する野球部の3年生引退試合で正真正銘最後の試合観戦です
試合開始は午後12時30分ということですが、渋滞を考慮し朝8時前に自宅を出発
ところが全くと言っていいほど渋滞はなく順調すぎるほどで、かなり早く現地へ着きました
もちろん遅刻するよりは全然良いのですが…
時間潰しとばかりに道の駅に立ち寄り、土産物を見たり、わさびソフトクリームを食べたり(美味しかったです)…
その後にはワイナリーへ行きワインを購入したりしました
できれば試飲したかったのですが、運転のためもちろんNG
なんだか日帰り旅行のような感覚で、美味いそばを食べ温泉にでも入りたくなるような気分になってしまいましたが、そこはもちろん我慢我慢
トータル1時間半くらいの暇を潰し、いざ球場へ…
こちらの球場は山の中に位置し、空気が良く、全面人工芝とグランド内外ともに最高の環境で最後の試合にふさわしい場所
思えば長男が高校へ入学した直後のゴールデンウイークに初めて観戦(長男は出場しませんでしたが…)に訪れたのがこの球場でしたので、なんだか不思議な巡りあわせとなりました
引退試合ということで相手校ともにもちろん3年生が主役の試合ではありますが、残念ながら長男はベンチスタート
長男からは事前にlineでその旨を聞いていたので、特にがっかりすることもありませんでしたが…
試合は進み、迎えた6回裏に主審の「代打佐藤君」という声が聞こえ…キターーーーーーとばかりに結果はともかくこの姿を目に焼き付けておこうと必死でした
本人はどういう気持ちだったかはわかりませんが、小学生の最後の試合はインフルで欠席、中学生となり二試合をこなしたところ(出場は一試合)でチームが解散(監督やコーチにはその後練習につきあっていただきましたが…)、高校ではやはり厳しい世界でなかなか出場機会が与えられず…ようやく2年生秋となりスタメンを勝ち取ったその日の夜の練習にて骨折で長期離脱…など何かと持ってない野球人生(親の責任も少なからずあると思ってます。)だったため長男がバッターボックスに入っている間に色々なことが頭をよぎりました
一球目は見逃してストライク、二球目は高めのボール球に手を出し空振り…ワタシには長男が全然ボールが見えてないしスピードにもついていけてなかったように見えましたので、三振の可能性が高いと思いました
そして迎えた三球目、外角の速球を流し打ち、ライト戦へ今まで見たことのないようなライナー性の打球を放ち、2塁打としました
興奮のあまりせっかく持っていた双眼鏡のことも忘れ、2塁上での長男の表情はわかりませんでしたが、ベンチもスタンドも大盛り上がりとなりなんとなく本人は照れていたように感じました
その後ライトの守備につき、飛球を無難にキャッチ…ホッと胸を撫でおろしました
もちろん長男の活躍は嬉しかったのではありますが、ウチの長男と同じような境遇の子がおり、その子が活躍しないことには手放しには喜べないと思っておりましたが、見事にレフト前へきれいなヒットを打ってくれました
おそらくその子の父母も同じような心境だったんだろうなーと思うと、胸が熱くなりました
その子の父親とハイタッチした瞬間は一生忘れないかもと思うほど嬉しく思いました
結局打席はその一度のみとなりましたが、長男の高校野球部におけるワタシ達夫婦が見た最初で最後のヒット…しかも最後の打席で打ってくれました
よく「野球の神様が…」なんて言葉を耳にしますが、ワタシ自身は実際はそんなもの…と思っておりました
しかしこんな体験をするとホントにいるんだな…と
野球の神様…ありがとうございました
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