ほっかも!!

ゴールキーパー北野貴之のつれづれ日記
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継承の北海高校サッカー部

2015年01月08日 00時12分08秒 | Weblog
こんばんは☆
極寒の地と化した札幌。



吹雪で空の便や電車など公共交通がマヒしています。

そんな極寒の地でもこのダウンの下は半袖‼︎(笑)

そして、毎日男達で繰り広げられる、熱いトークがススキノにて、、、そして半袖で繰り広げられています。

札幌大学メンバーは、同期との様々なセッションがあります。

そして、北海高校メンバーは、各年代の熱いメンバーが集まっての語り合いがあります。


北海高校は自分が最後の男子校卒業生。
その伝統を下の子達に伝えるべく、熱い後輩に、更に熱く漢論を話します。

北海が掲げる「百折不撓・質実剛健」それを胸に皆、卒業していきます。

北海サッカー部伝統の試合での光景。
仲間に対し送る、入場での校歌斉唱や試合中ずっと声を張り上げながら応援する応援。
いまや北海道No.1といっても過言ではない、結束力、人間育成。

昔は当たり前の時代でした。
男子校の応援といったら、周りが引くぐらいとんでもない迫力でしたが、今はそういった高校もどんどん減ってきました。
しかし、今も北海は昔からの伝統をそのまま続けています。


北海高校サッカー部の私達の時代は、一年生はかならず1カ月、もしくは教育係りからオッケー言われるまで、河川敷までロードワーク。
河川敷で声を出すという伝統がありました。

河川敷の対岸に、教育係りの先輩が立ち、「何年何組名前、おはようございます、こんにちは、こんばんは、さようなら」といって、対岸まで聞こえないと、教育係りがジェスチャーで✖️、◯をする。
バツなら何回もやり直し。

そんな伝統を経て、やっと北海サッカー部へと認められます。

今の北海も挨拶はとてもすごいです。

バックを持っていたら、置いて挨拶。
見えた瞬間にどんなに遠くても挨拶。
校舎の端から端まで、見えた瞬間に挨拶。止まって、しっかり挨拶。
挨拶は気付かれてするものでなく、自分から気付くようにして挨拶すべきなのが、北海の挨拶。
今も昔も変わりません。
そして、自転車中でも先輩、監督、コーチを見かけたら、すぐさま自転車から降りて挨拶。
15年前から変わらない北海、伝統を続け、継承をしていく北海サッカーは本当に凄いなと思います。

そして、言葉遣いも習います。
まず、教育係りに指導されるのは、自らの事をいうときは、「自分、私、僕」とでしか言えません。

そして、「はい!」という返事と
断るときの「いいえ!」という返しです。

この言葉は、皆指導され、北海サッカー部を、卒業するときには完璧にマスターしています。


北海サッカー部、そして、北海高校の伝統は今始まったものでなく、それを続け、そのような子達が育っていることが本当に素晴らしいことです。

北海高校卒業するということは、容易ではないこともたくさんあります。
僕らの時代も、飯合宿があり、夕食は1人3号は当たり前の一週間。朝も昼も並みの量じゃありません。そして、厳しいトレーニングが一週間というのが飯合宿です。

様々なものがある3年間。


しかし、人間育成をモットーにするサッカー部は本当に、心磨かされ、本当に強くなります。


自分の時代は、15年前。
その前の時代を過ごしてきた先輩方、その後の時代を生きてきた後輩達。

どの年代が集結しても、熱くなるのが真の北海高校サッカー部。

北海高校を、卒業したらOBにはとんでもない熱い先輩方が待ちわびている北海。

今尚、そんな人間育成に力を入れてサッカー指導をしている、監督、コーチ、本当に凄いなと思った ススキノの夜でした。



「素晴らしい選手である前に
素晴らしい人間を。」



北海高校サッカー部恩師から頂いた言葉。

[しゃ=]