認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

認知症を受け入れたとき

2008年09月12日 17時43分12秒 | Weblog
  2002年アルツハイマー型痴呆症と、診断された時、

進行を遅らせる薬アリセプト錠と、精神安定剤と、睡眠導入剤を、処方されました。

兄が亡くなってから、精神的に病んでいた母には、精神安定剤と睡眠導入剤は、必要な薬でしたが、

アルツハイマーの進行を遅らせる薬である 「アリセプト」は、

当時は、現在の状態を少しでも、長く維持させるように、飲ませていました。

でも、アリセプトを飲んで、進行を遅らせて、何になるのだろうか?

直る見込みがないのに、飲む必要があるのだろうか?と、いつも思っていました。

いろいろ考えた結果、2年足らずで、アリセプトをやめました。

もう、アリセプトは、必要ない!

遅らせたところ、何になる?自然にまかせよう!



     「諦めた???いいえ、認知症であることを受け入れた」



それまで、他人の目を気にしたり、心無い言葉を言われた時、痴呆症であることが、

恥ずかしく、惨めで、何でこんな病気になったのか、母を恨みました。

でも、認知症であることには、違いない。

誰もなりたくて、病気になったんじゃない、誰のせいでもない!

もう、痴呆症なんて恥ずかしくない。

認知症を受け入れるのが、遅かったのでしょうか。 


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ボランティア

2008年09月11日 14時35分34秒 | Weblog
  梨が包まれていた網目の袋が、ちょうどアリスの頭にぴったりだったので、かぶせてみました。

耳の毛が長いので、食べ物が付かないための防止策?のつもりですが、

きっと飼い主が楽しんでやっていることのようです。


昨年、あるデイサービスの施設で、書道のボランティアに行きました。

その施設は、80代~90代の方が大半で、書道が好きな方が多く、少しの間だけでしたが、

利用者の方たちと、楽しみました。

数年前まで、書道の先生をされていた方が、数人おられると聞いていたので、

書道の先生をされている方のボランティアをするなんて、

少し不安な気持ちだったのですが、

皆さんとても楽しみにされているとのことで、とても嬉しかったです。

その中で、中程度の認知症の男性の方の、家族さんの希望で、

書道をさせてほしいとのことで、その男性の方も、一緒に楽しまれました。

その方は最初は、筆を持っても、しばらくは何もされず、声をかけたりしても、

ただニコニコ笑っているだけでしたが、徐々に筆を持って何か書くようになっていきました。

少しずつですが、字も書けるようになって、家族の方からも、喜んでいただけたようでした。

字を書くことは、脳への刺激になって、とてもいいことだと思います。

私も、このボランティアを通じて、いい勉強をすることが出来ました。 

続けたかったのですが、家の事情もあり、しばらくお休みさせていただくことになりました。

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母とアリス

2008年09月10日 14時19分25秒 | Weblog
 母とアリスのリラックスタイムです。

デイサービスのお迎えを、待っている間に写しました。

アリスは、母のことが大好きなようで、いつもくっついて離れません。

母の機嫌が良い時は、可愛がっていますが、

機嫌の悪い時には、突き飛ばしたりするので、要注意です。 

認知症の病気なので、仕方ないことですが・・・・


スリムな母ですが・・・・

認知症になる前は、48㌔あった体重も、今では、39㌔までに落ちています。

子供の頃、お風呂に入って、母の背中を洗っている時、

「お母さんの背中大きいから、洗うのしんど~い~」なんて、よく言っていましたが、

今は、小さくなった母の背中を洗うたびに、子供の頃に言った言葉が、懐かしく、

月日の流れを感じさせられます。

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ちょっと笑える話・・・・

2008年09月09日 00時08分22秒 | Weblog
  ちょっと笑える話ですが・・・・

ちょっと前のデイサービスでの楽しいお話ですが・・・・

女性職員のHさんから聞いた話ですが、 

母のものすご~くお気に入りの職員さんで、Sさんという男性職員さんがおられたのですが、

デイサービスに行くたびに、Sさんにくっついて、

何をするにも、どこへいくにも、Sさんのそばから、離れず、

異常?なほど、くっついているらしく、周りからは、不思議な感じだったようです。

もしかして、そのSさんに、恋をしているのかな

自分の年齢を忘れて、20代の気持ちになっているのかな

どちらにしても、微笑ましい話で、その時だけでも、楽しく、生きがいを見つけたのではないでしょうか  

職員のHさんが、母とSさんの二人を見ていると、何かとてもうらやましいと、

もし、自分が介護してもらう立場になったら、女性でなく、男性に介護してもらいたい、と言っていました。

そうですよね 

やはり、異性に介護してもらうほうがいいですよね。  

今思えば、Sさんが、お迎えに来られた時は、うれしそうな顔していたような気がします。

ちょっと笑える話と、言えば、母に失礼かも・・・・

微笑ましい話と、言い換えたほうがいいかも知れませんね。 ウッフフフフ・・・・


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介護度1から3へ

2008年09月06日 21時28分11秒 | Weblog
  2002年9月に、介護認定の見直しで、介護度1から介護度3になりました。

週2回のデイサービスが、週3回通えるようになりました。

夕方には、ヘルパーさんが、週2回2時間来ることになり、

私は少し気持ちが、楽になりました。 

ヘルパーさんが来るのは、初めてなので、どんな人が来るのか、楽しみであり、少し不安もありました。

やはり、何をするにも、初めは不安で、相手のヘルパーさんも、どんな家なのか、

きっと同じように思っていたのではないでしょうか。 



ヘルパーさんが来るようになってから、一緒に掃除をしたり、お話をしたり、

散歩をしたりして、母も、何か楽しそうでした。


でも、相変わらず、「家に帰りたい」は、言い続けていました。

いったい、どこの家に帰りたいのか・・・・・

母に、どこの家に帰りたいの?と、聞いたところ、

○○の家(現在住んでいる家)に、帰りたいと言います。

ここがその家だと言っても、いいえここは違うと言って、納得しません。

いったい母の頭の中は、どのようになっているのか・・・・

映画じゃないけど、消しゴムで記憶が消されていっているのか・・・・

頭は痛くないのかなと、思ったりしました。

病院の先生が、記憶があいまいなお母さんが、一番つらいんですよ。と、言われていました。

何度も何度も、同じことを聞くということは、

やはり不安で、わからなくなっていくから、聞いていたのでしょう。

それを理解してあげないと、ダメなんですが、

まだ、アルツハイマーを理解できていない私は、無理だったのです。

理解できるまで、何年かかったでしょうか・・・・


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